教育学部児童学科

保育の仕事について語る ―新卒OGミニ座談会―

19.09.20

皆さん、こんにちは!
この春卒業したばかりの私(東原文子)のクラス、児童心理コースの卒業生5名が8月25日のオープンキャンパスに駆けつけてくれました!
今回はその様子を紹介します。

 

<司会(東原)>
今日は児童心理コースに限らず、広く、保育の仕事に興味のある高校生の皆さんに色々お話しして欲しいです。
公立や私立の保育園、乳児院、院内保育。
保育士が活躍する様々な職場について語りましょう。

まず、NAさんは、3年生12月から始まる毎週の公立保育士試験対策講座や、担任との面接練習なども頑張り、見事合格。今は、公立保育園の保育士さんですね。
私立と公立の仕事はどう違うと思いますか?

 

<NAさん>
私は、自宅近くの市と都内のE区のどちらも合格したのですが、E区を選びました。
公立保育士は公務員ですから、自治体の方針に従う、ということが大きいと思います。
私は、環境や発達に課題のある子どもを支援する施設にも勤められるE区を選びました。

 

<司会>
NAさんは保護犬を引き取って育てる活動もしていましたね。
弱い立場のお子さんの支援でも活躍できるでしょう。
園児の保護者様とはどう関わっていますか?

<NAさん>
お子さんの様子を細かく記録し、保護者に読んでいただく、という毎日です。
たとえば転んで園児が怪我をしてしまった時など、丁寧な対応や説明、謝罪で保護者の方に納得いただくことが大事だと思って頑張っています。

<司会>
大学生のとき、文章を書く学習をたくさんしたのが活きていますね。

 

<司会>
Eさんも公立保育士ですね。0歳児クラスということですが、赤ちゃんかわいいでしょう?

<Eさん>
本当にかわいいです!
15人のクラスに先生が5人。
たとえばおやつの時間を待つ間、他の先生がたはそれぞれ役割があって準備や片付けで忙しく、「今は待っている園児達を飽きさせないようにする人は私しかいないんだ!」と決意し、ちょっと頑張って、面白いことをします。

<司会>
え?!どんなことをするんですか?

<Eさん>
たとえば今日のおやつがバナナだったら・・・
バナナ! って。(バナナのポーズ)
道具を使うのではなく、全身を使ってかなりオーバーアクションでやるのも大事だと思って。

<司会>
なるほど!赤ちゃんがおめめまんまるにしてビックリする様子が目に浮かぶようですね(拍手!)。

 

<司会>
さて、こちらの皆さんは私立の保育所や施設にお勤めです。
Sさんは、誰より就活に時間をかけましたね。10箇所見学して、悩んだ末にある乳児院に就職を決めたとか。

<Sさん>
はい。事情があって家庭で育てられない子ども達の、児童養護施設に勤めようと思っていたのですが、赤ちゃんの施設にとても魅力を感じ、悩みぬいた末に選んだ乳児院です。
今とても充実した毎日を送っています。

 

<司会>
先日ちょうどSさんの上司が大学に来て下さり、これから実習に出る学生達に乳児院の紹介をして下さったので、「私のクラスの卒業生がお世話になっています」と挨拶したら、Sさんの働きぶりをほめて下さいましたよ。
児童学科は学生1人に対し、20倍以上の求人があるそうです!
自分らしさが発揮できる職場に出会うまでじっくり悩んで良いということですね。
でもNHさんは逆に、「ここだ!」と思った私立保育園に出かけて面接試験を受け、その日のうちに合格をゲット。
そんな就活もあるんですね。

 

<NHさん>
はい。でも、後から聞いたところ、説明会の時と、願書を出した日も人物は評価されていたようですから、3回で決まったということになります。

<司会>
NHさんはダンス部でずっと頑張っていましたよね。
家も遠いのに。
通学時間が一番長かったのに、授業中寝たりしているところ見たことなかったし、4年生まで部活と学業と両立し、入学式でのオープニングでも踊ってカッコよかったです。
実習でも踊ったんですか?

 

<NHさん>
はい。幼稚園でも保育園でも実習の時、踊らせていただきました。
子どもたちもダンスは大好きで、踊って踊って・・・と頼まれると嬉しいです。
自分の得意なことを磨いておくと便利だと思います。

<司会>
NHさんのダンスで場がなごみますね!

 

<司会>
最後のHさんは入院中の子どもを保育する「病棟保育士」や「医療保育士」にあこがれていたので、入院児の遊び相手のボランティアをやってたんですよね。

<Hさん>
本当はそうなのですが、とにかく狭き門で・・・。
希望はかなわず、今は、病院の中にある保育室で、病院の職員さんのお子さんを預かる「院内保育士」をしています。

<司会>
でも、まず「院内保育士」で保育力を磨き、研修も重ねると、その病院で「病棟保育士」を探すときに、「いい保育士さんがいる」と優先的に紹介してもらえるケースもあると聞くので、是非頑張ってね。
何年も普通の保育園を経験した人しか病院は雇わないという噂もある一方で、実際に病院に行って聞いたのですが、「いやそんなことはなく、子ども達に年齢の近い若い人も欲しい」そうですよ。
入院児が心を開いてくれるので。

ところで、Hさんは控えめなお嬢さんだと思っていたのですが、就職面接練習をした時に、自分の意見をしっかり話してくれたので、すごく頼もしくなったと思いました!その時のこと覚えてる?

 

<Hさん>
あぁ、「普通の保育園保育士と入院児の保育士の違い」ですね。
たとえば、遊びボランティアを終えて帰るとき、「また来るね」とは言わないようにしているという話です。
入院児は、早く退院しておうちに帰りたいので「また来るね」は「入院が続く」ことになるし、かといって、お姉さんに会えなくなるのも寂しい・・・。
だから、「遊んでくれてありがとう。楽しかったよ!!」と言って明るい笑顔でさよならする、という話をしました。

 

<司会>
そう、その話を聞いたとき、ボランティア経験の大切さを感じました。
大病院は不合格だったけれども、必ずHさんの良さがわかる病院はあると確信しましたね。

 

<司会>
それでは最後に皆さんに聞きたいと思います。
大学で学んだことで今活かされているなと思うことは何かしら?

<NAさん>
私はとにかく現場で役立つ手遊びや製作です。
たくさん教えていただいたこと、毎日助かっています。

 

<Sさん>
お子さん一人ひとりの現状や今後の支援を話し合う会議の資料作りを毎日のようにやるのですが、東原先生の授業で、映像を見ながら子どもの様子をひたすらPCで打ち込んでいく、あのすごいスピードの活動が本当に役立っています。
先輩から、資料がよく書けているとほめていただくことも。

<Hさん>
心理や障害の勉強をたくさんしたことです。
なかには発達に課題のあるお子さんもいて、大学での勉強を思い出しながら支援を考えています。

 

<司会>
大学で学んだことを活かして働いてくれて、本当にありがたいです。
今日は本当にありがとうございました!

 

~終了後~
4年間いつも一緒にいた仲良し5人組ですが、もう普段はなかなか会えません。
今日は久しぶりに会えて幸せそう。
懐かしいゼミの先生とも集合写真を撮りました!

 

「みんなかわいいけれど、やっぱり自分のクラスの子どもがかわいくてたまりません・・・」と誰かが言ってみんなうなずく、その様子にこっそり思ったのは私だけでしょうか・・・。
「大学の先生も同じですよ・・・」と。
旅立ちの日に泣いて別れを惜しんだ卒業生達の活躍ぶりにうっとりした元担任でした。

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(児童学部)

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