短期大学部・総合文化学科 │ 聖徳大学

「文学研究」第34号発刊のお知らせ

23.05.17

 聖徳大学短期大学部国語国文学会編「文学研究」第34号が刊行されました。

 論文目次は以下のとおりです。

 ・聖徳大学所蔵『大和物語』の本文と解説(辻 英子)

 ・『徒然草』の表現意識についての一試論――「語る」「侍り」「理(ことわり)」「道」――(古橋恒夫)

 ・「をり=ヰアリ」説の文法的意義――義門『活語雑話』に学ぶ――(碁石雅利)

 ・実像に迫る記事――新聞が伝えた牧野富太郎博士――(野中博史)

 これらに併せて、令和4年度の卒業研究題目を掲載しました。

 短期大学部国語国文学会は、昭和60年-1985-に機関誌「文学研究」創刊号が発刊された後に発足した学内学会です。

 当時は、まだ「聖徳学園短期大学」と称しており、学部はありませんでした。この雑誌は、文学科国語国文専攻に所属する教員の有志により研究雑誌の制作・刊行が企図され、短期大学創設20周年という記念の年に創刊された機関誌です。

 本号の巻頭を飾った辻英子先生は、創刊の翌年、文学科に着任され、その後学部創設に伴い、日本文化学科へと移籍されました。元々本学会の会員であり、ご退官後に再び小誌にご投稿くださっています。

 また、古橋恒夫先生は文学科最後の学科長をお務めになりました。ご退任の後も相変わらずご健筆は衰えません。野中博史先生はかつて総合文化学科の学科長をお勤めになりながら編集業務をされて、学会を支えてくださいました。

 創刊号に掲載された「昭和60年度 文学科国語国文専攻 卒業論文題目」を見ると、265名も在籍していました。文学科にはさらに英語英文専攻・仏語仏文専攻がありましたから、総勢500名に近かったはずです。現在、本学会の学生は、最盛期に比して10分の1に満たない寂しい状況となりました。何とも隔世の感に堪えません。

 短期大学には厳しい逆風の吹き荒れる時代となっていますが、日本語・日本文学に関わる研究の灯を短期大学だからといって消してはなりません。短期大学が続く限り、本学会も存続させるつもりです。

 なお、「文学研究」第34号をご希望の方は、「文学研究」編集委員(shodoji☆wa.seitoku.ac.jp ☆を@に変更して送信してください。)までお問い合わせください。

☆5月21日(日)にオープンキャンパスがあります。詳細はこちらをご覧ください。

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