【授業紹介】オンライン授業レポート ~オペラ~
20.08.22
皆さん、こんにちは。
聖徳大学音楽学部ではコロナ感染拡大防止のため、春からオンライン授業を行ってきました。
今回はその中から、オペラの授業をご紹介しましょう。
これまでのオペラ授業では、指揮者、演出家、ピアニスト、音楽制作、声楽指導の教員のグループのもと、学生は助演教員とともに音楽や演技など、オペラを上演するために必要な様々なことを学んでいました。
しかし、今年はひとつの場所に大勢が集まって授業を受けることが、コロナ感染拡大防止のため難しくなり、改めて授業の方法を模索するところからスタートしました。
そして最終的に行ったのは、オペラ授業のすべての教員から、学生がマンツーマンでオンライン・レッスンを受けるシステムでした。1コマ90分の授業を3つに分け、オンラインで教員の部屋をめぐり、組み合わせは毎週ローテションで変わります。
とある日の、学生Oさんの授業の様子を覗いてみましょう。
・授業開始時、すべての学生と教員でオンライン・ミーティング
連絡事項の確認。
・A先生(ピアニスト)とオンライン・レッスン
音程についてのアドヴァイスや曲中の和声の変化について指導を受ける。
・B先生(演出家)とオンライン・レッスン
自分の演じる役柄について心理描写を話し合い、人物像を明確にする。
・C先生(声楽家)とオンライン・レッスン
原語の発音を確認し、またブレスの指導を受けて音楽のフレーズを見直す。
Oさん以外の学生も、授業時間の中で他の先生と同じようにオンライン・レッスンを受けます。
これらのレッスンでは、オンラインによるタイムラグを考慮して、ピアニストが録音した音源に、助演教員の声を多重録音処理したものを使っていました。
学生と教員が一緒になり、様々な工夫や努力を行って期末試験を迎えましたが、春よりも学生全員が一歩前に踏み出していることを感じました。
こちらの映像は、今学期の学生たちの様子の一部です。
※映像中の舞台写真は 2018年の聖徳オペラ《フィガロの結婚》 より
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Nさんのコメントです。
リモートでの授業や試験は初めての試みで不慣れな部分が多かったのですが、大学の事務の方々や先生方がオンライン環境を整えてくださったので、大きなストレスを感じることなく取り組むことができました。
また、対面授業とは異なった環境で、オンライン授業では1対1できめ細やかなご指導をして頂いたことで、深く学ぶことができ、とても充実した春学期になりました。
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秋学期の授業の準備が少しづつ始まりますが、様々な授業形態の中でも、学生の学ぶ意欲を後押しして、伸びやかに成長することを応援したいものです。
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