皆さん、こんにちは！
保育士というと、保育園・こども園での保育をイメージする人は多いかもしれません。
しかし実は、保育士資格は、障害者支援施設、児童養護施設、乳児院、母子生活支援施設など、さまざまな福祉施設で働くことのできる資格なのです。
昨年度も児童学科から約20名の卒業生が福祉施設に就職をし、頑張っています。
今回は、幼稚園教員・保育士養成コース4年生で、障がい者支援施設に保育士として就職が決まっているNさんを、担任の上田智子先生によるインタビュー形式でご紹介します。

Q．入学した時から、障害のある子どもの療育に携わりたいという希望を持っていましたよね？
A．弟に発達障害のあり、その育ちを近くで見てきたことから、障害児や障害者の支援に関わる仕事に就きたいと思っていました。
Q．それで、幼稚園教諭・保育士の資格に加え、特別支援教諭の資格も取得されたのですよね。
A．就学前の特別支援学校はほとんどなく、資格をそのまま仕事に生かすということは難しいことは分かっていました。
授業も人より多くなり、実習もあるので大変でしたが、資格取得のために受講したさまざまな授業での学びが将来に役立つと思い、頑張りました。

Q．ゼミや4年次の専修科目群でも、特別支援教育や障害のある子どもの支援に関する領域を選択していました。
A．ゼミでは、障害について論文を読んだり、障害者自身の思いを綴った番組を見たりして理解を深めました。4年次の専修科目では、障害児はもちろん成人した障害者の問題についても学びました。
それまでの授業で学んできたことや社会的なニュースになっていることと関わる内容も多く、深く学ぶことができました。

Q．卒業論文では、障害のある子どもの親の支援に視野を広げることになりましたよね。
A．親が子どもの障害をどのように受容するのか、そのプロセスをどのようにサポートすべきかについて研究しました。
実際に障害のある子どもを育てた経験のある人で、今は同じ状況にある親御さんのサポートをしている方にインタビューをしたことがすごくためになりました。

Q．多様な側面から障害児・障害者支援について学んだ４年間だったことが分かります。
一方で幼稚園教諭や保育士の資格取得では実習にも行かれたのですが、一般の幼稚園・保育園での実習は、Nさんの将来にとってどんな意義がありましたか？
A．子どもも、自分の思いを言葉で伝えることが苦手な点では、障害のある人と同じ部分があります。
子どもの行動について「どうしてそうしたのかな？」と考える経験は、障害者支援でも生かせると思います。
また、多くの利用者さんの状況を把握し、適切な支援につなげるための広い視野は、幼稚園や保育園の実習で身につきました。

Q．そして、いよいよ就職です。悩んだ末に、地元の障害者支援施設を選ばれたんですよね？
A．障害のある子どもの療育にも強い関心があったのですが、最終的には、地元で、成人の障害者の支援、それも、グループホーム事業や就労支援に力を入れている施設を選びました。
障害者がふつうに街で暮らせる、そんなインクルーシブ（包摂的）なまちづくりに貢献したいと考えたからです。

インクルーシブなまちづくりには、障害のある人の生涯を見通す視点、さまざまな支援主体の横のつながりを見渡す視点が必要。障害児・障害者について多角的に学んできたNさんなら、きっと夢を叶えることができると思います。
活躍を祈ってます！

（児童学部）

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3月27日（土）13:00から15:00に教育学部　児童学科、教育学科（※2020年4月設置構想中）希望者限定のオープンキャンパスを開催します。
事前予約制です。教員との個別相談、ミニ体験授業、キャンパスツアーなどを予定しています。
児童学科の予約はこちら！
教育学科の予約はこちら！

児童学科のミニ体験授業
「保育士になろう！赤ちゃん人形でおむつ交換体験」初鹿静江先生
赤ちゃん人形を使って生まれたばかりの小さな赤ちゃんの抱っことおむつ交換を体験します。赤ちゃんグッズもたくさん展示。0歳児保育の体験ができます！
次回、4月10日には住江一郎先生のピアノの相談も予定しています。

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2022年4月 児童学部は教育学部として、新たな挑戦を始めます！
（※改組構想中/設置計画は予定であり、変更となる場合があります。）詳しくはこちらをクリック！

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７つのコースで それぞれインスタグラムをやっています！

インスタグラムの中から「聖徳　児童」で検索してみてください。

各コースのイメージキャラクター「ななちゃん」が目印です。
インスタグラムでは、各コースの学びの様子やキャンパスライフを紹介していきます。
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★2020年（2019年度卒）女子大実就職率ランキング 女子大の就職力に期待が高まるの記事はこちら

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『AERA』2020年12月21日号（2020年12月14日発売／朝日新聞出版発行）の特別広告企画「今こそ行きたい女子大学受験のススメ」のスペシャル座談会に本学が参加しました。
座談会の内容は、AERA.dotでもご覧いただけます。動画も是非ご覧ください。→こちら！

（児童学部）