教育学部・児童学科 │ 聖徳大学

学生紹介(46)コロナ禍でもチャレンジ!ハワイの保育園でボランティア

22.01.07

皆さん、こんにちは!
今回は幼稚園教員保育士養成コース4年のUさんを紹介します。
Uさんは、昨年の3月にハワイの保育園へボランティアに行きました。
早速、Uさんにその時のことをインタビューしたいと思います。

 

Q.ハワイに行くきっかけを教えてください。

A.私は英語教育のゼミ(一ノ瀬ゼミ 写真下 一ノ瀬先生と)に所属しています。ゼミでは、ハワイで保育士をしてるゼミの卒業生とオンラインで交流をしていて、3年生の初めに「ハワイでボランティアしてみない?」と声をかけてもらったのがきっかけです。私は海外で保育をしてみたいと思っていたので、是非、チャレンジしてみたいと思いました。

 

★一ノ瀬ゼミ 卒業生との交流の様子はこちら!
★一ノ瀬ゼミ ハワイ在住の卒業生とクリスマスパーティーはこちら!

感染者数が増え、コロナの状況が悪化してきたので、本当に行けるか心配でしたが、3年生の12月に、ハワイの保育園の園長先生から許可を頂いたので、急いで準備をして出発しました。

 

Q.ハワイの保育はどうでしたか?

A.ハワイの保育園は、お金に余裕がある人が通うという文化です。アメリカ軍の関係者、医者の家族等は比較的お金に余裕があるので、そういった家の子どもたちが通っているイメージです。
でも、PODやHead Start という低所得者向けの奨学金があるため、1人親でも保育園を利用している家庭が有ります。
基本的にハワイは家族みんなで暮らし、子どもを家族が見る事が多いです。

Q.コロナ禍で海外に行くのは大変だったのではないでしょうか?

A.はい。2月の終わりでコロナが流行っている時期に日本を出て帰ってくるのは不安だったけど、親も今しかないと後押ししてくれたので思い切って行きました。
日本で陰性証明を取っていたらハワイで隔離生活はしなくて良かったのですが、保育園のことも考えて一応5日間ホテルで自主隔離しました。

ホテルでは、ボランティアで使うものの準備やテレビを見たり、時差ボケを直したりして過ごしました。
3月初めに日本に帰ってきてからの方が大変で、空港で検疫に4時間くらいかかりました。
空港から家まで公共交通機関を使ってはいけないので、親に車で迎えにきてもらって2週間自宅で隔離生活をしました。

 

Q.ボランティアの思い出を教えてください。

A.ハワイは虹が出る事が多く、日常の中にも虹のデザインが沢山あるからか、絵を描く時もカラフルに色をつける子どもが沢山いました。

 

3月だったのでペットボトルで雛ドールを作る活動をさせていただきました。指導案も全部英語で作りました。
英語の発音は、練習しては覚えてを繰り返し、なるべく子どもたちの発言も拾えるよう頑張りました。着物や折り紙など日本の文化も子どもたちに伝えました。

 

制作に使うものは事前に自分で準備しました。

 

「ひな祭り」が女の子の行事だと教えたら、男の子たちから、「僕たちの日は?」の声があり、5月5日の「子どもの日」があることを教えました。
子どもによって雛ドールの顔が違い、個性的でおもしろかったです。顔に汗を描いた子は、「着物は何枚も重ねて着るから暑いので汗を描いた」と言っていました。その子は前に一度着物を着た経験があったので、暑かったことを覚えていたようです。

 

日本でいうあぐらをかく姿勢がハワイでは正しい姿勢でした。
ハワイにも手遊びがあって、日本で言う「ヒゲ爺さん」のような手遊びがありました。その歌でお話を聞く姿勢になるという文化は日本と似ていました。

Q.日本との違い・園の特色を教えてください。

A.この園は、キリスト教の保育園でした。ボランティアでは、4歳児クラスを担当させていただきました。
1クラス10人の2クラスでした。
発音しづらい、覚えにくい子どもの名前を覚えるのが難しかったです。

保育園自体が色彩豊かで、子どもたちが作るものもすごくカラフルな物が多いと感じました。
子どもの服装はドレス、アロハシャツなど色々で、卒業写真を撮る日はハワイの伝統的な服を着てくる子もいました。
保育士もラフな格好ですごく自由。
着る物の安全性を重視する日本とは違い、着る物は自己責任。
ペンの持ち方や生活面でのことなど日本は保育者に求められる事が多いですが、ハワイは日本に比べて求められる事が少ないと感じました。
連絡帳はなく、保護者に伝える事柄は、紙に書いて子どもの服にテープで貼り付けていました。

時計の読み方や自分の名前を書く練習などもしっかり行っており、自由に遊ぶ時間もバランスよくありました。
園内には『チラックス』という子どもが自分で自分の気持ちを落ち着かせられる場所があり、保育者が心が落ち着いていない子どもを連れて行ったり、子ども自身が自主的にそこへ行って自分で気持ちを落ち着かせたりする環境がありました。

 

日本に比べて、ハワイではYouTubeを保育で活用することも多く、保育者の手作り教材が少ないため、マジックシアターや折り紙など自分が作った物を子どもたちに渡したらすごく喜んでくれました。

 

Uさん、今日はありがとうございました!
コロナ禍でも貴重な体験ができました。
是非、今回の体験をこれからの保育に生かして行ってください。「グローバル」をキーワードに集めてみました!

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【聖徳大学教育学部】児童学科コンセプトムービー – YouTube
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