心の働きを知る(その1)「知覚心理学」〜見ること聞くことについてもっと知ろう
25.06.26

みなさん、こんにちは!
今回は児童学科心理学プログラムの一つである「心理学概論」の授業内容の紹介(その1)です。この授業は1年次の基盤科目で、心の働きを知る入門授業です。将来心理学プログラムを受講するしないにかかわらず一緒に学びますが、この授業により一人でも多く心理学に興味を持ってもらえるとよいと思っています。
今回はその中でも「知覚心理学」をとりあげます。
大きな耳の模型を調べて、「これが鼓膜か!?」と仕組みを確かめています。
「知覚心理学」は、人間が感覚(視覚、聴覚、触覚など)から受け取った情報と過去の経験や知識から、外界の対象を自分なりに頭で捉えるという世界を学びます。

おや?みんなでノートパソコンを使って何か模様を作っていますね。
これはオープンキャンパスでも皆さんにさしあげている、PCで作った「錯視折り紙」です。

左が、平行なのに歪んで見えるミュンスターベルク錯視、右が、中央にないはずの正方形が見える「錯視的輪郭」というものです。
本当はないのに、真実と違う画像を「脳」が作り上げてしまうのです。
以前紹介された児童学科ICS科目で、そのような錯視を利用したアート(トリックアート)に触れる体験のチャンスもあります。

これは、指先が体の他の部分より敏感であることを測る実験をしているところです。
2本のシャープペンの先で、チョン、と触れると、人差し指の内側はわずか1mm程度の間隔を感じ取れます。
同じことを鈍感な腕でチョン、とすると、2点の間が何センチか離れていても1つの点に感じてしまうのです。


そうか、特別支援教育の授業で習って「推し」のお名前を打ってみた点字は、点と点の間が2mmだから、指先で読めるのねと、他の科目との学びの連続への気づきがありました。
どのような職業に向かう人にも関係がある、こころの働きを感じる場の入り口に、皆さんも一緒に立ってみませんか。
(児童学科 教授 東原文子)
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