社会福祉学科とのフィールドリンケージ① 多職種連携を体感
21.10.26
みなさん、こんにちは!
今回は、4年生を対象にした、児童学科(来年度から児童学科と教育学科に分かれます)と、社会福祉学科のフィールドリンケージ(コラボレーション)授業をご紹介します!
児童学科と社会福祉学科のフィールドリンケージは、今年から始まった試みです。
今回のフィールドリンケージでは、一つの架空の事例検討を通して、多職種連携の意義や方法について理解を深めています。
児童学科の幼児教育、小学校教育、特別支援教育について学んできた学生と、社会福祉学科の養護教諭課程の学生、ソーシャルワークについて学んできた学生が、これまでの知識と経験を総動員して取り組んでいます。
検討する事例の中心は、小学5年生のAさん(特別支援学級在籍)とBさん(通常学級在籍)。
通常学級の担任の先生、特別支援学級の担任の先生、養護教諭の先生、家庭環境の問題がもつれあい、元々不均衡だったAさんとBさんの関係がついに破綻します。
AさんとBさんに、学校内の先生たち、さらにスクールソーシャルワーカー(学校勤務の福祉専門職)は、どのようなアプローチをしていくべきなのか。
それぞれがとるべき行動、相互の連携の在り方について、考えます。
さすがは4年生。初見から、この複雑な事例を一人ひとりが熱心に読み解き、さっそく、様々な違和感や疑問を提起していました。
さて、児童学科と社会福祉学科混合の小グループで、AさんBさんへの支援策について考えていくのですが、両学科の学生は初対面。
まずは自己紹介として、自らが学んできた専門領域のことや、将来就く予定の職種について、相互に紹介しました。
最初は、背すじが伸びて緊張気味でしたが、「こんな授業があるんです」「こんな課題が大変でした」と、日常の大学生活について話し始めると、徐々に笑顔も見られ、打ち解けていきました。
第2回目はAさん、Bさん、そして保護者への支援策について検討しました。
適切な支援をしていくためには、Aさん、Bさんは、どんな子なのか、どんな想いでどのくらいの能力をもっているのか、保護者もまた、どんな人で、どんな想いをもっているのかをよく考えなければなりません。
教員の性別や年齢、経験値もさまざまですので、そのあたりも考慮する必要があります。
「AさんもBさんも、困っていることを大人に伝えられていないから、伝えられる環境や、困りごとを把握するしくみを作った方がいいと思う。どうしたらいいだろう?」
「担任の先生と養護教諭の先生の連携は不可欠だよね。担任の先生は、養護教諭からの報告を待つだけでなく、自ら知ろうとすることが大事だと思う。」
「スクールソーシャルワーカーは、困っている保護者を地域の関係機関に繋ぎながら、一緒に活用できるサービスについて、相談していくことができると思う。」
学生それぞれの専門領域を背景に、色んな視点から、意見が出ていました。
ディスカッションはとても盛り上がりましたが、コロナ禍なので少し議論しては、自己作業をする時間を設けながら、進めました。
最後に、全員の前で、社会福祉学科と児童学科の学生3名が、感想を述べてくれました。
このうち、児童学科の学生は、次のように言っていました。
「様々な専門的な分野から事例を考えることで、自分自身の知識を高めることができたし、特に養護教諭などの目線から考える目線や配慮は、私自身考えつかないことも多くて、とても勉強になりました」
多職種連携は、他の専門職の視点をよく理解し、それを踏まえて自らの関わり方を考えることが重要になってきます。
机上での事例検討でしたが、まさに多職種連携を体感できた様子でした。
さて、次回は、いよいよ検討の結果を発表します。
みんなの意見を総合したとき、どのような支援の在り方が見えてくるのか、楽しみです。
またブログにてご報告します!
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(児童学科)