短期大学部・総合文化学科 │ 聖徳大学

興味の幅を拡げていこう!―「聖徳大学 収蔵名品展 藤田嗣治 Leonard Foujita」から

19.04.09

最近寒かったおかげで、今年は桜の花を長く楽しめましたが、とうとう散り始めましたね。はらはらと散る桜も美しいし、地面に降り積もった桜の花びらもまた美しいです。

新1年生の皆さんは、聖徳大学川並弘昭記念図書館の新しく立派な建物や蔵書数の多さ、最新の機能を備えた設備に驚かれたことでしょう。この図書館の8階に「聖徳博物館」があり、本学のコレクションを展示・紹介しています。

現在は、「聖徳大学 収蔵名品展 藤田嗣治 Leonard Foujita」4月2日~7月27日、入場無料)を開催中。絶大な人気を誇る画家・藤田嗣治氏(ふじた つぐはる、1886~1968年)の作品の展覧会は、日本のどこで開催しても、何度開催しても、会場が来場者でとても混雑します^^;

そんな藤田氏の作品が、聖徳博物館ではじっくりと静かに鑑賞できるのです!

まずは図書館に入り8階まで行ってみましょう♪ 会場に入ってひときわ目をひくのが「優美神」(1946~1948年)という油彩画です(パンフレット・左の絵)。127・5×191㎝と非常に大きなカンヴァスに「三美神」を想わせるような裸婦が描かれ、野には色とりどりの花が咲いています。この作品は、昨年、「没後50年 藤田嗣治展」(東京都美術館・京都国立近代美術館、2018年)にも展示され、多くの人々の心を惹きつけました。

 

さて、「美術作品には疎くて…」「藤田嗣治って誰?」というあなた。藤田氏の作品には、猫や可愛らしい子どもがたくさん登場したり、独特の乳白色の肌をした女性が描かれたりしています。「猫の絵がかわいい」「女性の肌が透き通るようできれい」から、興味の幅を拡げていきませんか?

図書館の7階には、藤田氏の絵に関する本があります。PCで本学所蔵の藤田氏関連の本を検索すると、図書が26件ヒット。請求記号「723.1/F67」の本棚を探してみると、ありました!

この中でおススメなのが、林洋子氏の「藤田嗣治 手しごとの家」「藤田嗣治 手紙の森へ」「藤田嗣治 本のしごと」(集英社新書ヴィジュアル版)です。カラーで作品が紹介されていて、解説も分かりやすいです。

藤田嗣治氏の作品に興味を持ったら、今度は学外の美術館の企画展示にも出かけてみましょう。どの企画展にもテーマがあり、藤田氏の作品であっても、毎回同じ作品を展示しているわけではありません。子どもや猫の絵をメインにしたり、乳白色の肌の女性の絵に注目したり、その都度、テーマは様々です。美術館の楽しいところは、展示作品を紹介した「図録」(写真参照)だけではなく、関連グッズも購入できるところです。「没後50年 藤田嗣治展」では、絵葉書や一筆箋、猫の絵のトートバッグを買いました(^^)

聖徳大学川並弘昭記念図書館や聖徳博物館は、皆さんの興味の幅を拡げてくれる宝箱! 貴重な学びの宝庫です。ぜひ足を運んでみてくださいね。

 

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*4月28日(日)10時~15時、オープンキャンパスがあります! 皆さまのご来場を心待ちにしています。

 

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