心理・福祉学部 社会福祉学科 │ 聖徳大学

春休み中ですが、学生は充実した実習に出ています!

22.03.24

ここ数日、真冬のような寒さで行きや霙も混じっていましたが、皆さん体調は大丈夫でしょうか?

さて、来週は「在学生オリエンテーション」があり、いよいよ令和4年度が始まりますが、この春休み中に、精神保健福祉士の国家資格取得をめざしている学生(現3年生)は、1回目の実習に出ています。(精神保健福祉士の受験資格を取得するためには、「精神科医療機関」と「障害福祉サービス事業所等」の2箇所で実習します。)

1月以降実施されていた「まん延防止重点措置」との関係で、予定されていた実習が中止になった処もありますが、無事に終了できた学生もいます。

その中で、実習中の写真を撮らせて頂いた処の様子をご紹介します。


これは「地域活動支援センター」での実習の様子です。学生は、利用者と一緒に室内でのボーリングをしていました。
単にボーリングを愉しんでいるのではありません。こうしたグループ活動を通じて、実習生が利用者に声かけをして関係性を築いたり、利用者同士の人間関係やプログラムへの参加の様子を観察したりして、利用者理解やプログラムの意義について考察します。

この実習先は、「しんじゅQuality みつばちプロジェクト」に参画していて、実習の最終日はその様子を見学させて頂きました。
「しんじゅQuality みつばちプロジェクト」は、新宿区事業者等ネットワーク「しんじゅQuality 」が区内障害者就労施設等の利用者の就労機会創出や、地域の方々との交流を目的に、四谷区民センターの一角にミツバチの巣箱を設置して、養蜂事業に取り組んでいるものです。


学生は、作業の様子をガラス越しに観察させて貰い、活動している利用者が普段の事業所の中とは顔や目力が異なること、それぞれが自分の役割を持って積極的に活動している様子を見守りながら、教科書では学べない実習の意味について考えていました。

また、学生は昆虫が苦手だそうですが、養蜂所の指導員の説明に耳を傾け、今後の飼育はどのようにしていくのか、蜂蜜はどのように作られるのか…と、蜂に興味を持って色々質問していました。

その後の実習指導者とのスーパービジョンで、今後も様々なことに興味関心をもって、より広い視野で「福祉」を考えていくことの必要性を話して頂き、6~7月の2回目の実習に対してモチベーションを上げていました。

今回の実習は、個別支援・集団支援・地域支援を一体的に体験できた、学生にとっても充実した日々だったと思います。                   (文責:社会福祉学科教員 久米知代)

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