多様化する福祉ニーズに応えた3つのコース。高度な知識と技術を身につけた社会福祉のプロを育てます。

心理・福祉学部 社会福祉学科

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【JUST IN】第6回『福祉の役割と「感染症コロナ」~考えましょう』

20.05.28

皆様こんにちは。
緊急事態宣言が解除され、新しい生活の一歩を踏み出し始めた毎日、皆様どうお過ごしでしょうか。今回はまさに今、この状況にピッタリなお話をストレス心理学研究がご専門の宇佐美先生がしてくださいます。これまでのお家で籠り、じっとしていた生活のストレスから解放されてもなお、先の見えない不安💭や節制、自律しつつ、日常生活をおくる新たな日常、これもまた私たちの心配事の一つになっていることでしょう。
そんな今だからこそ、上手なj自分やストレスとの付き合い方、新しい日々への順応の仕方はとても役立つ豆知識だと思います。それを宇佐美先生が分かりやすく、具体的に教えてくださいます。やってみようかな‥そんな気持ちの動きで始められる内容です。(明日から‥といわず、「いま」からできる簡単さがまたうれしいところ!!
加えて注目すべきは語り掛けるように先導してくださる先生の言葉、学科のゼミやオープンキャンパスのゼミ体験で絶大な人気を誇る理由を垣間見ることができますよ。学生への投げかけが絶妙!!先生の「わかってくれている感」はピカ一☆彡です。(ぜひ対面のオープンキャンパスができるようになったら、先生の授業を体験しに来てくださいね。)それではちょっと立ち止まって今の自分やストレスと向き合い、上手に対処していく方法を一緒に考え、実践してみませんか。

「生活の変化におけるストレス対処~コロナ疲れを吹き飛ばそう~」

社会福祉学科 准教授 宇佐美尋子

皆さんこんにちは。新型コロナウイスル感染拡大や、感染防止のため外出自粛、オンライン授業等の 教育の変化など、ここ数か月にわたる未曽有の事態に戸惑い、不安を感じ、心身ともに疲れている、“コロナ疲れ“の方も多いと思います。今後も引き続き、感染予防のため「新しい生活様式」が求められており、漠然と不安を感じている方もいるのではないでしょうか。 このような、緊急事態下や未経験の状況において、ストレスを感じ、漠然とした不安や恐怖におそわれたり、心の余裕がなくなって身近な人に当たってしまったりすることは、実は、誰しもが起こす自然な反応なのです。これは、環境の変化に私たちが適応しようと努力している過程です。 そこで今回は、今皆さんが感じているストレスや今後の生活の変化におけるストレスに、上手に対処する方法について、Stepごとに考えていきたいと思います。

Step1:ストレスだなぁと思うことを書き出してみる

まずは、今あなたが感じている、嫌なこと、不安なこと、負担なこと、辛いこと、やりたい事、我慢している事、心の状態、体の状態、行動の変化、生活の変化など、ストレスだなぁと思うことや、ストレスに関係してそうなことを、イメージし書き出してみてください。例えば、「大学受験がどうなるか不安」「毎月行っていたテーマパークに行けなくて気分が晴れない」「友達と会えなくて寂しい」などです。書き出すことは、そ れ自体がストレス発散になりますし、この後、ストレスが整理しやすくなりますのでオススメです。

Step2:ストレスを「原因」と「結果」に分けてみる

Step1で書き出したことを、少し整理してみましょう。整理の方法は、「自分の心や体の状態(ストレスの結果)」か「それを引き起こしている出来事・状況・環境(ストレスの原因)」かの2つに分けます。例えば 「大学受験(原因)→不安(結果)」「テーマパークが閉園中(原因)→行けなくて気分が晴れない(結果)」 「友人と会えない(原因)→寂しい(結果)」などです。整理すると、自分の心身の状態が何によって引き起 こされているのかが明確になり、対処が考えやすくなります。中には「原因はよくわからないが→不安」 「なんとなく→怖い」というものもあるかもしれませんね。

Step3:ストレスの原因を「自分でどうにかできるもの」「自分ではどうにもならないもの」に分けてみる

Step2でストレスの「原因」として整理した内容を、さらに、「自分でどうにかできる・すべきもの(対処可能)」と「自分の力ではどうにもならないこと(対処不可能)」に分けてみましょう。例えば、「大学受験=対処可能(準備や勉強等)」「テーマパーク閉園=対処不可能」「友人と会えない=対処可能(ZOOMやLINEで会う等)」などです。ストレス下では、つい、対処不可能なことばかりに目を向け、「なんで~、どうして ~😩」と鬱々と考えてしまいがちですが、まずは、対処可能なことに目を向けて対処を考えることが大切で す。

Step4:ストレス対処を考えて、やってみる

Step3で、「対処可能」なストレスの原因として分類したものに対して、対処を考えて、できることからやってみましょう。対処のポイントは次です。

≪対処ポイント1:取り組みやすい対処から取り組む≫ まず、問題解決に向けてやれそうなことをすべて書き出してみましょう。その中で「やりやすいもの (時間や労力がかからないもの)」「問題解決に効果があるもの」から順に取り組んでいきましょう。

≪対処ポイント2:周囲の人の力をかりる≫ 人に相談する、協力を得る、アドバイスをもらう等、一人で抱え込まずに、積極的に周りの人の力を求めましょう。もしかしたら、同じことで悩んでいるかもしれません。心の距離はとる必要はありません、心の密接・心の接触はOKです!今だからこそ「心のつながり」を大切にしましょう。気持ちを共感し合ったり、気持ちを他者に吐き出すだけでも効果があります。

≪対処ポイント3:様々な見方をしてみる≫ ストレスの原因になっているものに対しては「いやだなぁ」「負担だなぁ」という見方をしていますが、 一度、そのストレスの原因のポジティブな面がないか考えてみましょう。「外出できないことで普段し ていなかった部屋の整理ができた」「新しい生活様式は大変だが、コロナに限らず様々な感染症予防につながる」など、私たちの短所は見方を変えると長所になるように、物事も見方を変えるとポジティブな面に気づいたり、対処できる方法が見つかるかもしれません。

Step5:頑張りすぎない!逃げる!割り切る!も一つの対処

Step4の対処は、どちらかというと「頑張る対処」でした。このような対処は、状況を変えたり、問題を解 決するのにはとても効果的です。しかし、「頑張る対処」ばかりでは、逆に疲れてしまいます。「頑張りすぎない対処」も一緒に行っていくことが大切です。「頑張りすぎない対処」は、私たちの心身の状態を良好にし、気持ちを楽にさせる対処(いわゆるストレス発散法)ですので、「対処不可能」なストレスの原因が ある場合や、ストレスの原因がよくわからない場合にも効果的です。

≪発散ポイント1:ストレスから離れる≫ 対処すべき問題から離れて、他のことに夢中になって問題を一時的に忘れると、気持ちも脳もリフレッシュして、再び問題解決に取り組みやすくなります。頑張りすぎは続きませんので、「頑張る-休む」をセットで対処していきましょう。

≪発散ポイント2:時間が解決するのを待つ≫ ストレスの原因によっては、時間が解決してくれるものもあります。いつかは、コロナによる不安な状況も落ち着くときが来るはずです。自分の力の及ばないことや、必ず終わりやがあるものは、割り切ってとらえて時の流れに身を任せることも一つの対処です。

≪発散ポイント3:心地よい生活を送る≫ 心身の健康の基本は生活習慣です。睡眠(自分が日中眠くならない睡眠時間を確認!)、食事(ストレスにはビタミンB・C、カルシウム、たんぱく質!)、運動(有酸素運動!睡眠の質もUP!)、リラクセーション、、、新しい生活を考える今だからこそ、自分の生活習慣を振り返り、心地よい生活を送 ってください。

Step1~Step5を参考に、ストレスに対処することでコロナ疲れを吹き飛ばしましょう。また、無理のないストレス対処により、今後の生活の変化に適応していきましょう。大学の対面授業や対面オープンキャンパスが始まったら、「こんなポジティブな捉え方ができた!」「このような対処をしてみた」「友人とこうゆうことでつながりを感じた」など、皆さん自身の経験を教えてくださいね。

 

【高校生や大学生の保護者の方へ】 このような未だかつて経験のないストレス状況の中で、ご自身の体調管理だけでなく、子どもさんの体調管理、進路・教育の不安、今回の状況が子どものメンタルヘルスに与える影響など、心配事は尽きないこととお察しします。何かお役に立てないかと、メンタルヘルスの点から少し申しますと、まずは、お子 様の「ストレスサイン」を見逃さないということが第一と思います。以前に比べて、口数が減った(増え た)、言動が荒っぽくなった、睡眠時間が短くなった、食欲に変化があった、連絡の回数が減った(増え た)、元気がない、表情が乏しい、、、など「いつもと違う!」という変化(その子の中での変化)がストレスサインです。 ストレスサインが見られた場合、ゆっくり話を聴く時間をとる(決して無理にではなく、話を 聴く際にアドバイスはしないようご注意ください)、好きなことを自由にさせてみる、お友達と連絡を取らせ てみるなど、子どもさんの気持ちをありのままに受け止め、子どもさんがすこしでもストレス発散できるこ とを一緒に探ったり、やってもらうとよいと思います(こちらも無理にではなく)。子どもさんに、「自分の気持ちを分かってくれた」と思ってもらうことが大切になります。

宇佐美先生プロフィール
EAP(従業員支援プログラム)会社において、産業カウンセラーとして、従業員のメンタルヘルス支援、 職場環境改善、人材活性化の取組みに従事。2010年より聖徳大学社会福祉学科の心理学科目、精神保健福祉士養成課程科目を担当。研究テーマは福祉職労働者のストレス。最近は、大学生のコンピテンシー研究に取り組んでいる。

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