『最先端の心臓治療』看護学研究所の講演会
19.01.27
聖徳大学看護学部では、授業以外にも専門的な講義の場があります。
看護学研究所は看護学研究の成果を地域に発信しているところです。
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この日は看護学研究所主催による今年度2回目の講演会でした。新東京病院心臓内科部長の長沼亨先生をお招きして、「日本人の体格に合わせた最先端の心臓治療」の講演会が開催されました。1年生から4年生までの学生、大学院生、大学の教職員の他、一般の方々も出席されていました。
長沼先生はご自身の留学経験をもとに、欧米とアジア人の体格の違いから、日本人に合った心臓治療の開発が必要であることを説明され、日本人に合った最先端の心臓治療についてお話しされました。
講演では『本物の治療用具』を用いて、治療に用いる管(カテーテル)の先に人工弁を取り付けて、風船で膨らませるデモンストレーションを行ってくださいました。
参加した看護学部3年生は、実習でも手に取れない本物の治療器具を手に取り、その精密さと滑らかさに目を輝かせていました。看護学部2年生は、急性心筋梗塞の急性状況での授業をふりかえり、長沼先生が示す心臓の動きや治療方法と授業で学んだことをつなげて理解を深めていました。
講演後も長沼先生に直接質問をされたり、治療用具を手に取られる市民の方、解剖学の教科書を持参し心臓の解剖図について質問する学生等々、大盛況の中で終了しました。特に3年生は実習で受け持たせていただいた患者様の主治医が長沼先生であったため、とても親近感を持ちながら講演を聴くことができたことでしょう。