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聖徳大学では特色ある学び「聖徳教育」の一環として、海外研修がカリキュラムに入っています。音楽学部の海外研修は音楽の故郷であるパリとウィーンを訪れるツアーで、毎年秋に3年生が訪れることになっています。

コロナ禍を経て昨年から研修が再開。今年も9月に実施予定です。
そこに向け、5～6月に事務局や旅行社、そして教員からの事前指導が行われました。

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初回は5月19日。

学部長、学科長、担任の先生のお話の後、昨年研修旅行に参加した4年生2名が、旅行の様子をたくさんの写真を使って説明しました。楽しかったことはもちろん、「ああすれば良かった」「今度行くときにはこうしたい」という経験者の視点から、後輩に話しかけました。

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教員によるレクチャー・シリーズは6月2日にスタート。

トップは山本まり子先生の「ヴァーチャル探訪：作曲家ゆかりの地をめぐって」でした。

出発地の羽田空港での集合に始まり、パリで訪れるスポット、ウィーンでの作曲家記念館や国立歌劇場訪問の様子を、過去の写真や訪問先の公式動画で紹介しました。

また、最初の訪問地パリで鑑賞するパリ管弦楽団の定期演奏会のプログラムが紹介され、山本先生から曲目解説がありました。

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教員による事前指導の2回目は北川森央先生。
ウィーンをはじめとするヨーロッパへの渡航歴が50回を優に超える北川先生ならではの、ウィーンの芸術文化と食文化のお話しでした。

ウィーン美術史美術館で見逃してはならない有名な美術作品のほか、知られざる名品についても紹介。北川先生ならではの視点が感じられました。

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続く回は、客員教授 甲斐栄次郎先生がオンラインで登場しての「ウィーンこぼれ話」。
教室での対応は、島崎智子先生でした。

甲斐先生と言えば、ウィーン国立歌劇場で10年にわたり専属ソリストを務められ、現在も国内外で活躍されている国際的な声楽家です。

音楽の都ウィーンに滞在中、学生たちは国立歌劇場の平土間席でオペラを鑑賞します。いったいどのように毎日違う演目が上演されていくのか、歌手はどうやって選ばれるのか、どうやって長いオペラを練習していくのか・・・長く歌劇場で様々な経験をされた甲斐先生ならではのお話が続きました。

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4週目は市瀬陽子先生によるパリの紹介。

バロックダンスを実践的に研究されている市瀬先生。パリはもちろん、その郊外ヴェルサイユの宮廷文化にバロックダンスは欠かせません。その視点からのお話はもちろん、街並みやカフェ文化、街並み、教育など、お話は尽きませんでした。

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教員によるレクチャーは6月30日、島崎智子先生によるオペラ鑑賞講座で締めくくられました。

学生たちは、ウィーン国立歌劇場でロッシーニ作曲《セヴィリアの理髪師》を鑑賞する予定になっています。オペラ歌手である島崎先生から、鑑賞のポイントを説明していただきました。

十分に予習しておくと、慌てないで楽しめそうですね。

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教員によるレクチャーは終了しましたが、事務的な指導と手続きは現在も続いています。
班編成、部屋割り・・・最後は全学部がそれぞれに実施する海外研修の参加者全員が集合して、旅のしおりが配られ、最終確認が行われます。

研修は9月。この暑い夏を体調に気を付けて過ごしましょう。

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