教育学部・児童学科 │ 聖徳大学

学生紹介(11)人につながる心理学を学んで公立保育士へ

18.03.08

皆さんこんにちは!
今回は、児童心理コース4年生のKさんに、この4年間の大学生活についてインタビューしました。
Kさんは杉並区の採用試験に合格し、春から公立保育園の保育士になります。

Q.なぜ児童心理コースを選んだのですか?

A.もともと幼稚園か保育園の先生になりたいとは思っていましたが、心理学も面白そうだなと思っていました。聖徳大学は幼保就職の実績もありましたし、オープンキャンパスで先輩から心理学をしっかり学べると聞き、選びました。

 

Q .実際に入学してみてどうでしたか?

A.幼保の資格取得のための授業に加え、心理学を一からしっかりと学ぶため、授業や課題が多くて大変だと思うこともありました。ですが、どの授業も興味深かったですし、何より、同じ目標をもつクラスの仲間と出会えたことは一生の宝物です。どんな時も温かく受容してくれたクラスの仲間には心から感謝しています。

 

Q.授業や課題に追われていた?

A.もちろんそれだけではありません。私は高校まで運動部に所属し、部活一色でしたが、大学入学後は授業に集中するため部活に所属しませんでした。
その代わりに、休日はやりたいことをやったり、行きたいところに行ったり、非日常の時間を満喫できました。
長期休暇には、ボランティアで小学生のキャンプに相談員(インストラクター)として同行したり、イベントスタッフとして運営企画に携わったり、フィンランドへ旅行(↓ヘルシンキ大聖堂)に行ったりと、自分がこれまで興味のあったことに色々とチャレンジすることができました。
学内だけでなく学外でさまざまな目標をもち、それに向かって頑張っている人たちと出会えたことも刺激になりました。

 

Q.印象に残っている授業はありますか?

A.室田洋子先生の「臨床心理学」の授業です。
これまで臨床の現場でさまざま子どもたちと向き合ってこられた先生からお話を聞けたことは、自分自身の限られた経験値を高め、視野を広げてくれるとても貴重な体験でしたし、さまざまな背景をもつ子どもたちを保育の現場でサポートするために、子どもの行動のひとつひとつの意味を考える心理学を学ぶ大切さを改めて実感することができました。

 

Q.公立の保育士を目指したのはなぜですか?

A.3年生、4年生と2回、乳児院へ実習に行き、乳児院で働きたいと強く思った一方で、まだまだ自分には経験や学びが足りないと思いました。
自治体にもよりますが、公立の保育士になると保育所だけでなく、施設や、庁舎での仕事もあり、さまざまな職場が経験できます。
それは自分の仕事の幅を広げることになると思い、目指しました。

 

Q.最後に改めて児童心理コースで学んでよかったことを教えてください。

A.心理学を学ぶことで、まずよく目の前の子ども(大人でも)の様子をよく見ること、そして、その様子からこういう気持ちなんじゃないかな、と客観的に考えることができるようになりました。
これは、子どもと関わる上ではもちろん、保護者支援でも役に立つと思います。

 

A.心理学って実は入学前にイメージしていたような、例えば今着ている洋服の色でその人の気持ちが分かる、みたいな単純なものではなかったのですが、勉強するほど、自分や他人を理解する上ですごく役立つと感じました。
そういう意味で、心理学は人につながる学問だなって思いました。
幼保系の就職に限らず、自分がこれから生きていく上でも役立つ学びができたと思っています。

Kさん、ありがとうございました。ぜひこれからも児童心理コースで学んだことを生かして現場でご活躍くださいね。

 

(児童学部)

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