教育学部・児童学科 │ 聖徳大学

理科の模擬授業にうさぎが来ました!

18.12.11

皆さんこんにちは!
今回は小学校教員養成コース3年のOが理科の模擬授業を紹介します。

 

突然ですが、ここで問題です!「子供たちの大好きな給食の食べ物はなんでしょうか・・?」
そうですね!・・・答えは「カレーライス!」

 

今回、皆様にお伝えしたいのは、私たちの「アイディア」が詰まった「理科教育法」の模擬授業です。
理科の授業の中には、本時のような「生き物が、『食う・食われる』」という食物連鎖の関係性を科学的に理解するという項目もあります。
私たちが特に大事にしたかったのは、食物連鎖の関係性を児童が見出す中で「生き物と自然環境のかかわりについて考え、自然を愛する心情や命の大切さ」を実感してもらう部分にありました。

 

実は、これ「理科(科学的)」な授業をメインに「道徳(心情的)」の授業の要素を少し関連させたコラボレーションな授業の一つなんです。
私たちは、話し合いの中でアイディアを出し合い、検討する中で一つの大きな実践を思いつきました。

 

「そうだ…本物のうさぎと児童を実際に触れ合わせてみよう!」

 

「理科教育法」担当のの尾崎先生にお話しして快諾を頂き、同じチームの学生の飼っているうさぎを実際に登場させるという試みは、実は…かなり勇気が必要だったのですが・・・
私たちは、何度も模擬授業の練習、検討を重ね、生き物への配慮、児童のアレルギー等の確認をしっかりと行い、なんとか本番に臨むことが出来ました!

 

実際のウサギが出てくる場面。
学生たちも大はしゃぎ!「本物だ!」「可愛い!」「ふわふわしている!」などの声がたくさんあがりました。
本物の生きものと触れ合いながら「生き物には優しく接する」という気持ちを児童役の学生には大きく育んでもらえたのではないかと思います。

今回は、カレーライスの給食と絡めて、最後は食物連鎖(食べ物はなにから出来ているのか、自分の食べているものは、どこからやってくるのか)という部分は確実に押さえながらも、自分の今までの給食での行い(食べ物は不用意に残していなかったか、遊び食べはしてなかったか、いただきます、ごちそうさまは言えていたか等)を見つめなおしました。

最後は理科と道徳の授業を合わせ、生命を尊重する気持ち・・つまり、給食では「いただきます」、「ごちそうさまでした」で締めくくる授業を行いました。

 

模擬授業は3つの理科室に分かれ、同時に行いました。他の教室の様子です。楽しく教え学びあっていますね。

私が在籍している児童学科小学校教員養成コースでは、このような模擬授業の時間が「各教科の教育法」ごとに実践されており、在学中から実践力と専門性を兼ね備えた「力のある教員」を育成する環境が整っています。

どの先生方も私たちの柔軟な発想力やアイディアを常に肯定し見守ってくださり、小学校教員養成コースの学生である私たちは日々多くの学びの中から未来の教育を創り上げる教員としての力を育み、同じ志の仲間たちと切磋琢磨し合いながら有意義な時間を過ごしています。

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(児童学部)

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