教育学部・児童学科 │ 聖徳大学

卒業生紹介(9)特別支援学校の先生として活躍

18.01.16

皆さんこんにちは!

今回ご紹介するのは、小学校教員養成コースを卒業し、社会人6年目となった卒業生のSさんです。
先日、大学に遊びに来てくれたので、お話を伺いました!
Sさんは現在、千葉県内の特別支援学校に勤務しています。

 

まず話してくれたのは、特別支援学校での少し変わった授業の様子。

Q.一体、どんな授業なのですか?

A.「体育館に大きな滑り台、トランポリン、トンネル、ボールプールなどを設置して、障害のある子どもたちが、様々な遊びを主体的に楽しめるようにする授業です。
子どもたちの希望を踏まえて、担当の先生を中心に、教員みんなで役割分担して作り上げます。
私は大学時代に美術部だったので、よく『絵を描いて』と先生方から頼まれます。」

 

大学時代は部活動で、市川市動植物園入口の壁画制作をしたり、アートパーク4で「てるてるくんギャラリー」を企画、実践したりと、表現力を生かし活躍していたSさん。

その力は、社会人になった今も頼りにされているようです。

 

Q.他に、大学時代にやっていて良かったと思うことはありますか?

A.「ピアノですね。特別支援学校の子どもはみんな音楽が大好きです。子どもが知ってる曲を弾いて、曲に合わせて、歩いたり走ったり体を動かせるようにします。実は、クラスには耳の聞こえない子や目の見えない子もいるのですが、周りの動きに合わせて、その子たちも一緒に体を動かしています。」

なるほど、ピアノで奏でるからこそ、色々な子どもに柔軟に合わせることができ、集団としての一体感も生み出せるのですね。

 

Q.仕事上、大変なこともあると思いますが、長く続けるためのポイントはありますか?

A.「『人に聞く力(質問する力)』って、大切だと思います。特に1年目の時は、分からないことばかりでしたが、遠慮せずに先輩に聞いていました。自分一人で抱え込んで、失敗してしまうと辛くなると思います。聖徳大学には、適切に人に聞いたり、人と協力できる、内面が素敵な子が多かったように感じます。」

 

Q.ずばり、今後の目標は?
A.「ピアノは、大学で初心者から始めたのですが、今も習いながら続けています。せっかく大学時代頑張ったから、弾けなくなってしまってはもったいない!という気持ちです(笑)。
それと最近、特別支援学校の聴覚領域の二種免許をとりました!耳の聞こえない子も含め、色々な子に対応できる先生になっていきたいです。」

Sさん、ありがとうございました。
子どもたち一人ひとりを想い、スキルアップし続けようとする姿勢が印象的でした。
Sさんが学校で頼もしい先生として慕われ、活躍されている姿が目に浮かびます。
今後も時々大学に遊びに来て、近況を聞かせてくださいね。

 

(児童学部)

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