短期大学部 総合文化学科

日本の昔話を楽しもう! ――かぐや姫

21.11.11


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皆様、こんにちは。
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さて、今日は図書館司書・ITコースの選択科目の一つである「日本の文学」の授業をご紹介します。

「日本の文学」では、よく知られている日本の昔話についてルーツを探ったり、原典となるものを読んだり、話のヴァリエーションを調べたり、様々な視点から昔話を考察しています。

最も反響が大きかった昔話は、「かぐや姫」(『竹取物語』)です。まず絵本や絵巻をウェブサイトでチェックし、主要場面を原典で読んだ上で、次の3点を考えました。
①かぐや姫が竹から誕生したのはなぜか?
②かぐや姫が五人の貴公子に難題を課したのはなぜか?
③かぐや姫からもらった不死薬を帝が飲まなかったのはなぜか?

学生の興味深い回答をご紹介しましょう。
①・竹は天に向かって真っ直ぐ生えていて、天と地の架け橋のようだから。
・中が空洞であり、天(月)がかぐや姫を宿す母胎の役割をしているから。
・成長がはやく、永続的に活用できる天然資源として扱われるから。

②・愛情のある人を選ぶため。
・結婚したくないから。諦めてもらうため。
・翁と媼のそばにいたかったから。
・あるとしたら、見てみたかったから。

③・例え不死薬を飲んだとしても、月にいるかぐや姫と会うことはできない。永遠に会うことができない苦しみを味わうより、いっそ燃やしてしまえばいいと思ったから。
・かぐや姫のいない世界に生きる意味を見出せず、「死んだら再び逢えるかもしれない」という淡い妄想を抱いたから。
・永く生きるよりも、かぐや姫と文通した短い間こそ、帝にとっての生きてると感じられる時間であったから。

これらのコメントの多くが既に研究論文で指摘されています。ですが、実際に原典を読み、このように感じ取れる深い洞察力は見事と言えましょう。特に、③のコメントにはキュンとしますね。
帝からの文を無視することも出来たはずなのに、かぐや姫は月に還る前、約3年もの間、帝と文のやりとりをします。その歳月の重さを学生は感じ取っていました。

因みに『竹取物語』が成った頃は、まだ十二単ではなく、奈良時代の装束に近いと言われています。竹取物語絵巻ではかぐや姫は十二単を着ていますが、物語の成立年代に照らし合わせるとかぐや姫は十二単を着ていなかったのではないかと言われています。
京都の風俗博物館に展示されている「かぐや姫の昇天場面」も、かぐや姫は十二単ではありません。

ぜひ皆さまも、原典で『竹取物語』を味わってみてくださいね。

 

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