短期大学部・総合文化学科 │ 聖徳大学

マネキン人形の話(ファッション・造形デザインコース)

19.06.07

皆さん、こんにちは
今回は「マネキン」についてお話をします。

アパレル業界では、百貨店などで商品の販売や説明、宣伝などに従事する店員のことを「マネキン」という事がありますが、今回お話するマネキンは、百貨店や専門店で商品(洋服)を効果的に見せるために使われる「マネキン人形」のお話です。

実は、マネキンも時代や流行により色々と変化しているのですが、多分皆さんは着せてある洋服は目にとまっても、マネキンには関心を持たないで眺めていると思います。

では、マネキンにはどのようなものがあるでしょうか

マネキンには実は本物の人間のようなリアルマネキンがあったり、大胆なポーズのマネキンや、
リアルに近いスカプルチャー(彫刻)マネキン、手足が細く長く繊細な変型マネキンなどがあり
売場のVP(ビジュアル・プレゼンテーション)を差別化するツールとして置かれています。
2019年5月21日 繊研新聞

ただ最近は百貨店でもあまりポーズや表情のないマネキンが多く使われていて、
ショッピングも淋しい気がします。
この傾向はファストファッションが台頭してきた頃からの様に思います。

ファストファッションの店頭にエッグヘッドのアブストラクト(抽象)マネキンが並んでいた事に
どことなく新鮮さを感じた事を思い出します。
そして、この傾向が主流となっていきました。
低価格の商品をコーディネートで効果的に見せるため、マネキンに個性が求められなくなった結果なのでしょう。
ベーシックなデザインのアブストラクトマネキンは量産がしやすく、コストが抑えられることもメリットです。

このようにマネキンも色々ありますので、今度は服だけを眺めるのではなく、
マネキンにも目を向けて着ている服とマネキンを同時に見て下さい。
そして、自分が着た時もマネキンが着ているように美しく見えるのだと錯覚するのも楽しいひとときです。

さて、聖徳大学短期大学部の「ファッション・造形デザインコース」の服飾造形を学ぶ教室にも、マネキンが置いてあります。
毎年11月に行う聖徳祭でファッションショーを開催しているので、沢山のドレスが創られていきますが、この中の5~6点を常時マネキンに着せて展示しています。

服飾を学ぶ人の教室という感じを持たせるためと
素敵な服に刺激されて創作意欲を高めるという効果もあると思います。
服飾は生活に欠かせない分野です。
これから服飾を学びたいと考えている皆さん、
どうぞ教室の見学をはじめ、聖徳祭のファッションショーの見学に来て下さい。
皆さんのご来校をお待ちしております♪

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