短期大学部・総合文化学科 │ 聖徳大学

中学校での教育実習

18.10.25

紅葉の美しい季節になりました!
朝、温かい飲み物をいただくと、とても幸せな気持ちになりますね(*^^*)

先日、中学校実習の実習巡回で、土浦のある中学校に行って来ました!

実習生は図書館司書ブランチ2年の学生で、ちょうど『平家物語』の「那須与一」を教えていました。

中学2年生が約30名で古文を音読していましたが、その声の清らかさに感動しました。

弱冠20歳で、14歳の生徒を教えるのは大変だと思いますが、立派に「教師」を務めていました。ひとりで授業ができるようになったのは、現場の先生方のご指導の賜物です。指導案は真っ赤に添削されていました。

教員免許は必要な科目の単位をそろえるだけでは不十分で、4週間「中学校教育実習」に取り組みます。

実習を体験した学生は皆、「実習に行ってよかったー」「やっぱり先生になりたい」と言っています。

実は、文芸・編集ブランチ、図書館司書ブランチで、中学校教諭二種(国語)の免許が取得できるのは今年度まで。最後の実習生の姿に、ぐっとくるものがありました。

実習巡回では、関東圏の中学校は勿論のこと、実習校のご要望に応じて、岩手、新潟、長野等にも伺いました。

東日本大震災の翌年、岩手の中学校を訪ねましたが、ちょうど米倉斉加年さんの「おとなになれなかった 弟たちに」を実習生が教えていました。校長先生の目には涙が滲んでいました。その光景を生涯忘れることはないでしょう。

その校長先生のお言葉「教員の使命とは何か」を紹介したいと思います。

教員の使命とは、いのちを育てることだ。

生徒一人ひとりには生きていこうという意思(意志)がある。生きる意思(意志)は夢や希望を生み出し、生まれた夢や希望は、生徒の未来へ続く道を形作る。道が見えたとき、生徒の生きる意思(意志)は、生きる力へと変わる。

教員は、生徒の生きる力を大いに伸ばし、生徒が自分の道を描き進んでいけるように、時には支え、助言し、叱り、ひとつのいのちを育て、その背を見送ること、それが教師の使命である。

とても素晴らしい言葉ですね。

きっと、教員だけでなく、人間に求められる使命でしょう。

教員免許が取得できなくなるのは残念ですが、来年度からは新しいコース「図書館司書・ITコース」になり、別の魅力が加わります。

図書館司書の資格は、引き続き取得できますよ!

これからも総合文化学科を、よろしくお願いいたします\(^o^)/

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