音楽学部 │ 聖徳大学

音楽の故郷を訪ねて⑨(最終回)~実り多い海外研修から帰国~

17.09.20

音楽学部3年生の海外研修もいよいよ最終日です。幸いにも晴天に恵まれました。朝、荷物をまとめてバスに乗り、まずは2つの班に分かれて行動。楽譜を買いたい人は、ヨーロッパで最も古い楽譜販売店であるドブリンガーへ。

一方、ウィーンの街の様子を目に焼き付けておきたい人は、ガイドさんに伴われて市内見学に行きました。横を通り過ぎるだけだった、モーツァルトの遺体が運ばれた聖シュテファン教会の入口を覗いて写真を撮ったり、時間の関係上詳しく説明を受けることの出来なかった、住宅の“中庭”について説明を受けたりしました。写真は、ドイツ騎士団の建物の中庭から見えた聖シュテファン教会の塔です。

その後、多くの著名な音楽家たちが埋葬されている中央墓地へ。学生たちは、中央墓地近くのお花屋さんで花を買い、作曲家の墓前に手向けました(左:ベートーヴェン、右:ブラームス)。

献花の後はバスでウィーン国際空港近くのホテルへ向かい、そこで現地での最後の食事を楽しみました。続いてガイドさんへの御礼のセレモニー。別れを惜しみ涙ぐむ学生たちもちらほら見受けられました。

帰国便はロンドン経由。ヒースロー空港行きの便に搭乗し、いよいよウィーンともお別れです。

ヒースロー空港では、金曜日にテロ事件があったためか、ものものしい雰囲気が感じられました。それでも無事に乗り継ぎ、9月19日の午後、羽田空港に到着しました。

研修旅行での様々な経験は、学生たちの一生の財産と思い出になることでしょう。ふだん大学で学んでいる音楽を、それらが作曲された文化の中で聴き、知識を得て多くの資料を見ることができました。これから更に音楽を追求していこうという意欲が各自の心の中で高まった、有意義で実り多い研修旅行となりました。サポートしてくださったすべての皆様に心より御礼申し上げます。

*引率・ブログレポート:音楽総合学科教授 廣川恵理
〈終〉

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