心理・福祉学部 社会福祉学科 │ 聖徳大学

「命を守る」ということ~社会福祉学特論Ⅲ~

23.12.18

こんにちは。社会福祉学科の進藤です。

本日は、養護教諭コース2年生の「社会福祉特論Ⅲ」のご紹介をします。 この回は、心肺蘇生法の実技の練習をしました。養護教諭の大切な職務に『命を守る』ことがあります。

私は、この『命を守る』ことを、<>と<>が両輪にあると考えています。<>は、自殺の予防です。養護教諭は、ゲートキーパーとしての役割をも果たしています。これは、2年生春学期の「健康相談活動」の授業で触れます。 もう一つの<>が、心臓突然死です。心臓突然死は、心疾患等のほか、健康な人でも“心臓振とう”といわれる、胸に衝撃を受けた際に致死性不整脈が発生することでも起こります。野球やサッカーで、“胸にボールを受けた後に倒れた”といった事例を聞いたことがある方もいるかもしれません。この不整脈(心室細動)に、AED(自動体外式除細動器)が有効です。

この授業では、胸骨圧迫人工呼吸の実技のほか、AEDの使い方も学びます。学校での悲しい事故をなくすために、大学生には命に向き合う真摯な学びが望まれます。最後に、実際の事故の事例を検討しながら、このスキルを自分ごと化していきます。

「もっと肩を前に!」お互いに適切な手技を確認し合います

万が一>のために、常に<実践できる>養護教諭であること。これは、私が養護教諭をしていた時に肝に銘じていたことです。養護教諭の根幹は、いつでも学校救急看護なのです。

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