『患者さんの病状にあわせた洗髪の方法を探る』
24.02.02
1年生が秋学期に学ぶ基礎看護技術のひとつに洗髪の演習があります。患者さんの病状にあわせた方法で頭皮の汚れを除去し清潔を保ち、また外観を整えることで個人の尊厳を保つと同時に患者さん自身がエンパワーメント(自信を持つ、元気になるなどの意味)されることを目的としています。
この演習は、眩暈(めまい)で頭を動かすことができず、ベッド上で寝た状態の患者さんの事例でした。このような患者さんに対して、頭皮の観察や洗浄のほか、どのように頭や首を支えるかなどを考えながら安全・安楽に配慮して洗髪をおこないました。
学生は、「患者さんがめまいを起こさないように、頭をゆらさないように気をつけた。」 「患者さんの病状を観察しながら、髪を洗うことが重要だと思った。」など、快適さだけではなく、患者さんにあわせておこなう基礎看護技術を学びました。