茶道部紹介(緊張と安堵を体感する)
19.04.26
3月中旬の河津桜が咲くある日。
看護学部の3年生が「先生、今日はお作法を習う日ですからいらしてください」とご招待に来てくれました。
聖徳大学には茶道などを学ぶ和室『和香庵』があります。
この教室で本格的に茶道や華道を学ぶことができます。
「今日は自分で着付けをしてみました。襟を合わせるのが難しかったです。」と青地に小菊の総刺繍が美しい着物姿で私をむかえてくれました。学生は4月で4年目の茶道部員で、今までも授業が無い日に習いに来ていました。
茶室に入ると、まもなくお稽古。お茶の先生と、松戸の皆さまと、茶道部のメンバーとで、可愛いお菓子と共にお点前を習います。しかしお稽古中は笑顔の学生も一瞬で緊張に変わります。
柔らかな光が入る和室と経験豊かな先生と松戸の皆さまが、学生を暖かく育ててくださっていると確信しました。
看護の場面も時には緊張が走ります。茶道部の中で緊張と安堵を体感している学生は、きっと看護の緊張の場でも心地よい笑顔をもってくれるでしょう。