「緩和ケアにおける音楽療法」の講演会を開催しました！
23.03.25
音楽学部の学生を対象に3月17日、香順メディアホールにて「緩和ケアにおける音楽療法」についての外部講師による講演会を開催いたしました。講師は千葉県がんセンター副病院長の藤里正視先生と、音楽療法士でジャズピアニストの長島律子先生です。講義は、まずお二人の素敵な演奏から始まりました。
緩和ケアとは何か、そして千葉県がんセンターでの音楽療法の様子をわかりやすく説明していただきました。音楽が悲しみ等の感情の受け皿となり、音楽と歌詞を丁寧に扱い患者の気持ちに寄り添うことで、療法としての手立てとなることを学びました。
音楽療法を学ぶ大学生、大学院生、卒業生も参加して、有意義な時間を持つことができました。参加した学生からの感想をご紹介します。
「人の死が身近にある現場で働くためには、専門性や人間性、高い技術が要求されることがわかりました。現場でのセッションの様子を詳しく知ることができました。」（2年生Kさん）
「何ともつらい現場だと思いましたが、音楽療法がなくてはならない現場だと感じました。」（大学院博士後期課程Sさん）
「緩和ケアについての興味を深めることができました。歌を歌うときは、歌詞を意識して、一音一音を大切にしたいと思いました。」（1年生Tさん）
「人の心に寄り添う」ことは大変に難しいことで、音楽療法士にも患者側にもそれぞれの背景があり、それを少しでも知ることができたことは、とても良い経験でした。」（2年生Nさん）
参加者各自が多くのことを学んでくれたようです。長島先生、藤里先生、本当にありがとうございました。
レポート：廣川恵理（音楽療法）
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