音楽学部 │ 聖徳大学

聖徳大学「学生寮」の暮らしは? ~経験者にインタビューしました~

22.03.24

聖徳大学には3つの学生寮があります。

学生寮は充実した学習環境を備えた安心・安全な生活の場であると同時に、かけがえのない仲間との友情、学科や学年を超えたチームワーク、主体性や規律性といった「人間力」が培われる貴重な場でもあります。

音楽学部の学生にとっては、3つの寮のすべてに24時間利用できる楽器練習室があるのが大きな魅力でしょう。

今回は、大学から徒歩5分の相模台寮で過ごされた音楽学部生のお二人に、寮生活についてインタビューしたいと思います。Aさんは4年間の寮生活を経て先日卒業。Nさんは2年生としてのこの1年間、寮生長としてリーダーシップを発揮されました。

――こんにちは。お二人ともありがとうございます。

AさんNさん:こんにちは!

――Aさん、ご卒業おめでとうございます。4年間の寮生活はいかがでしたか?

Aさん:ありがとうございます。たくさんの方のサポートのおかげで4年間やり抜くことができました。

寮生活は楽しかったです!私は音楽が学べる大学の中で、学生寮のあるところを探していました。出身は山梨ですが、大学進学を機に一度地元を出てみたいという思いがあったんです。ただ自分に一人暮らしができるか自信がありませんでした。そんな高校時代に見つけた聖徳大学音楽学部は、まさに私の理想に適った環境だったと思います。

相模台寮の徒歩5分は特に最高ですよ!人混みが苦手なので電車に乗らなくていいのも嬉しいですし、授業の合間に走って忘れ物を取りに帰ることもできました(笑)。


<2017年3月、相模台寮オープン>

――そうでしょう、便利に感じたことでしょうね。Aさんはパイプオルガンを専攻されていましたから、大学内のオルガンで練習するにも近いというのは良かったですね。

Aさん:はい。オルガン曲の弾き込みはオルガンで、その他の実技や譜読み、指の筋トレは寮のピアノでといった練習スタイルでした。

――2年生から3年生への進級時に一人暮らしを始める人も多いと思いますが、Aさんが4年間ずっと学生寮での生活を選んだのは、どんな理由からですか?

Aさん:立地・食事・練習環境に満足していたからです。寮の食事は業者さんが提供しているのですが、私はかなり楽しめました。この1年は、本格的なインドカレーや中華、アツアツの鉄板に乗ったハンバーグなど、工夫の凝らしたメニューが提供されました!

――Nさんも同じく相模台寮に住まわれていたわけですね。4月から3年生ですが、寮からは出るのですか?

Nさん:はい。出寮します。

――この1年間は、寮生のまとめ役である「寮生長」でしたね。コロナ禍で、寮生活もままならなかったのではないかと思いますが、Nさん自身、そして寮生の皆さんの様子はいかがでしたか?

Nさん:食事は黙食ですし、密を避けるためイベントも出来ませんでした。本来であれば縦と横両方の関わりが持てるはずの機会が無く不安でいっぱいでしたが、寮監・寮母さんや事務員さんの支えもあり寮生活を過ごすことが出来ました。

――寮生長はどんなことをするお役目なのですか?

Nさん:基本的に、寮生からの意見をまとめ、寮監・寮母さんや学校側に伝えることが仕事です。コロナ禍前であったら、寮で行われるイベントを役員と共に企画、運営するお仕事もあります。

<1年前、寮生長の委嘱状を授与されたNさん>

――他学部・他学科の人たちと一緒の生活はどうでしたか? 何となく「大変そう」というイメージですが

Aさん:確かに一年目は数少ない2人部屋に入っていたこともあり、コースや出身地だけでなく価値観も多様な仲間と送る集団生活は、とても刺激的でした。あと私はリモートや単発のアルバイトをしていたので、全然気にならなかったのですが、門限が早めのため、生活のリズムを工夫しなければならないという人は多かったです。

<相模台寮の間取り>

Nさん:私は入学した時、いきなりコロナの最大の影響を受けてしまって、この先どうなるのだろうと不安だらけでした。大型連休明けにようやく授業が始まりましたが、ほとんどがオンライン授業となり、寮生活云々もさることながら、大学生活そのものが大変でした。

でも、逆に寮にいる時間が長かったお陰で、他学部の寮生とも自然と仲良くなりました。寮生活では、不安なことなども共有し合っていました。

――オンライン授業を寮で受けていた・・というわけですね?

Aさん:半々、ですね。パイプオルガンは持ち運べない楽器なので、オルガンを練習しに大学に行っているときには大学でオンライン授業を受けて、練習後帰ったときや大学に行っていない日は寮で受けていました。一発目の緊急事態宣言のときは実家からオンラインでした。

Nさん:私の場合、実技系の授業は、防音の練習室があるので、そちらで行っていました。座学の科目は、基本自分の部屋で受けていました。

<防音のしっかりした個室の楽器練習室>

――聖徳大学の学生寮は寮監・寮母さんなど管理にあたる方が24時間常駐していますし、朝食・夕食が提供されるので、とても安全で安心な生活だったのではないかと想像しますが。

Nさん:食事の面はもちろん安心でしたが、セキュリティも万全で安心して過ごすことができました。

Aさん:プライベートはしっかり守られつつ、バッチリの安心感でした!特に実習は、寮監さん寮母さんが前もって期間を把握してサポートしてくれます。朝早いときに遅刻しないよう声をかけてもらったり、見送ってもらったりしていました。帰りが遅い時にはお弁当にもしてもらえました。

――教員から成る学寮委員会の先生方や、学生支援課の事務職員がサポートする態勢もありますね。音楽学部の学生にとっては、毎日欠かせない練習はどのように行っていたのですか?

Aさん:練習は楽器練習室が24時間使えるのでありがたかったです。相模台寮はアップライトや消音ピアノだけでなくShigeru Kawaiのグランドピアノもあるんです。初めて見たときは「こんな良いピアノ弾き放題でいいんですか?!」とびっくりしました。

Nさん:そうなんです。防音の練習室があるので助かりました。そちらで練習を行っていました。

<アンサンブルの演奏も可能>

――他学科の人たちとも深い交流ができたのでは?

Nさん:はい、聖徳大学は総合大学なので様々な専門の人たちがいて、交流することもできました。

Aさん:同じ学年の人とは話すことも多かったです。食べ過ぎた後に保育の学生にお遊戯会の踊りを教えてもらって痩せようとしていました(笑)。共有スペースのキッチンなどでは他学年の人たちともよく話しました。

<コロナ前:「先輩への感謝の集い」の様子>

――大変だったことは?

Nさん:食事の時間が決まっていることでしょうか。しっかり食べるために、時間を逃さないように気を付けなければなりませんでした。

私は当初からコロナ禍にぶつかってしまい、イベント事が無かったため、学年を超えた縦の繋がりなどがなかなか持てず、聞きたいことが気軽に聞けずに大変でした。

Aさん:私の場合大変だったのは、コロナ前に寮生役員のミーティングや学寮イベントが多かったことです。私は副寮生長をしていたのですが、役員同士で話し合うときに自分の意見をうまく説明できずに苦戦しました。クリスマス会などのイベントでは、予算内で魅力的な景品を準備するために東奔西走したことが思い出深いです。

コロナ以降の寮生活は、より肩の力を抜いて自分の時間を大切に過ごせました。とても過ごしやすいです。

――もっとも印象に残っている出来事があったら教えてください。

Aさん:最近のことなのですが、Nさんが教育実習や進路のことを相談しに来てくれたんです。インターンや就職活動、教育実習や途中まで受験も検討していた教員採用試験のことなど、経験をシェアさせていただきました。自身の経験や学びを整理できてよかったですし、コロナの影響も踏まえた音楽学科の大学生活も知ることができて、興味深かったです。お礼にチョコをくれました。おいしかったよ!

Nさん:ええっ、私のことですか??(笑) その節は色々とありがとうございました!

私の印象に残っているのは、七夕、ハロウィン、クリスマスなど季節のイベントごとに、寮がデコレーションされていたことです。とても楽しみでもありました。ハロウィンとクリスマスには、お菓子やケーキなどが頂けるのも嬉しかったです。

<行事に応じた寮の飾りつけ>

――ところで、Aさんは卒業後、どうなさるのですか?

Aさん:一番行きたかった私立の学校法人に就職しました!ITを駆使した学習やプロジェクト学習を推進したり、生徒のサポートをしたりします。春からは都内のキャンパスで高校生たちとともに成長していきたいです。

<Aさん:左から2年生で出演した定期演奏会/卒業式では学生表彰されました/卒業演奏会にて>

――それは、おめでとうございます! では、遠方から聖徳大学を受験しようと思っている高校生の皆さんへ、学生寮についてひとことお願いします。

Aさん:寮生活は楽しんだもの勝ちです!ぜひ自分たちの生活を作りに来てください。おすすめアイテムはレンジでチンするパスタ容器です。昔パイプオルガンの先輩が入寮前の私に「便利だよ」と教えてくれたアイテムなのですが、本当に便利でした(笑)。

Nさん:親元から離れて、不安なことが沢山あると思いますが、寮監・寮母さんや事務員さんがとても優しく支えて下さるので、安心して過ごすことが出来ると思います。

――寮生活での経験を通して、人間的に大きく成長されたことでしょう。得られたことは?

Aさん:成長を自分でもものすごく感じます。高校時代までの視野の狭さを自覚しましたし、周囲の人のあたたかさを実感しました。

Nさん:初めは、集団生活を不安に感じていましたが、思ったよりのびのびと過ごすことが出来ました。そして、親元を離れ、親の有難みを改めて感じることができ、寮監・寮母さん、事務員さん、食事を作ってくださる方など、多くの方に支えていただいてるということも感じることが出来ました。沢山の方に感謝の気持ちを持ちながら寮生活を過ごす事ができました。

――一生を通じても、きっと大きな経験になったことでしょう。今日はどうもありがとうございました。

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