今年もオーケストラとのコラボ授業が始まりました♫
19.05.29
管弦楽演習の授業では毎年、声楽/ピアノ/ソロ楽器とのコラボレーション授業を行っています。
今年は声楽からスタートしました。
今回の演奏曲目は、すべてモーツァルトの作品です。
《フィガロの結婚》からは、第2幕で歌われる伯爵夫人のアリア「愛の神よ安らぎをお与えください」と、ケルビーノのアリア「恋とはどんなものかしら」。
また、《魔笛》からは、第2幕フィナーレの童子とパミーナのアンサンブル「まもなく朝を知らせ」(パミーナは平中麻貴先生)。
声楽の学生たちは、オペラの中のどのようなシーンを演奏するのか、オーケストラのメンバーに知ってもらおうと、自分たちで説明文や人物相関図を作成て印刷し、事前にメンバーに配布しています。お互いに理解しながらアンサンブルが仕上がっていくのですね。
指揮は、モーツァルト作品を知り尽くしている北川森央先生。北川先生はフルート奏者であり、また指揮者としても活躍されています。
「童子たちがパミーナを気遣っているシーンだから、その歌いだしは優しく。」
「ここで場面が変わるので息を切り替えて。」
北川先生は、歌詞や演技を大事にしたアドヴァイスをしてくださいました。
さて、オーケストラとのコラボ授業でしか経験できないことがもう一つ。
オーケストラの一員である先生からのアドヴァイスです。
「ソリストが先行して演奏してくれると、オーケストラは弾きやすいんだよ。」
とても大切なのに、こんなお話は実はなかなか聞けないのです。
日頃オペラをヴォーカルスコア(オーケストラの部分を、ピアノ1台で演奏できるように編曲してある楽譜)で勉強している学生たちはどのように感じたのでしょう。
♪.:゚+。☆ ─♪.:゚+。☆─♪.:゚+。☆─♪.:゚+。☆
Kさん:オーケストラと一緒に演奏することは、ピアノと演奏する楽しさとはまた異なり、様々な楽器から聴こえてくる音の重なりが新鮮でした。
Nさん:オーケストラより先行して歌う、ということの難しさを実感しました。
Yさん:たくさんの音に囲まれ、はじめは自分の音が見つからないところもありましたが、繰り返す中で自然に歌うことができるようになりました。
Sさん:オーケストラと歌うのは2回目だったので、自分の課題が良く見えました。
Mさん:オーケストラで歌うことがこんなに楽しいとは知りませんでした。
♪.:゚+。☆ ─♪.:゚+。☆─♪.:゚+。☆─♪.:゚+。☆
いつもと異なる音空間に緊張しながらも、それぞれ心に残る経験ができたようでした。
【お知らせ】
毎年秋に行われる聖徳オペラですが、今年の演目は、モーツァルトの《魔笛》に決定しました。
メイキングオペラのリポートをどうぞお楽しみに!
・‥…━…‥・‥…━…‥・‥…━…‥・‥…━…‥・‥…
6月9日(日)、聖徳大学オープンキャンパスがあります。
全学プログラムは こちら から
また、音楽学部の新しい学びのスタイルについてはこちらをクリック!
? 「新しい学び(1)~(17)」
聖徳大学は、がんばる高校生を応援します!
✿お問合せ:聖徳大学音楽学部事務室 Tel. 047-703-0111
MAIL : music@seitoku.ac.jp
***