教育学部・教育学科 │ 聖徳大学

視覚障害の世界を体験する布絵本のワークショップ

22.12.13

みなさん、こんにちは。

今回は、教育学科・北畑ゼミ(インクルーシブ教育の理念を学ぶゼミ)の活動の一部をご紹介します!北畑ゼミは、春学期に、文学科・片山ゼミと児童学科・祓川ゼミと共に、多様な価値観を受容しやすい地域社会を実現すること等を目指した体験型イベント「みなとダイバーシティフェスティバル2022」(公益社団法人東京青年会議所主催)に参加しました。

イベントで出展したブースは、視覚障害の世界を体験する布絵本のワークショップ。株式会社マイティブック代表の松井紀美子さんの発案・主導により、準備・出展しました。日本全国では、住宅展示場等で使用された多様な素材の美しい布が、大量に廃棄されています。これを布絵本製作に活用しようということで、大学にてゼミの時間を活用しながら、様々な質感の布を分類し、布絵本のパーツとして再生しました。

当日は多くの子どもたちが来てくれて、ゼミ生が作ったパーツを使って、オリジナルの布絵本を作りました。ゼミ生も、とても上手に子どもたちの製作をサポートしていました。

さて、なぜ布絵本を作るのでしょうか。布絵本は、触って楽しめる絵本として、元々視覚に障害のある子どもたちのために手作りされてきたものです。このため、製作した布絵本にアイマスクをして触れることで、視覚に障害のある人の世界を体験することができるのです。

上の写真は、子どもたちが自ら作った布絵本を、読み聞かせの声を聴きながら触っている様子です。「あ、いもむしがあった!」「さなぎの糸はどこかな・・?」「目の見えない人はこんな風に世界を感じてるんだね」子どもたちは触覚を存分に使って、非日常の世界を体験し、色々な気づきを得ていました。

イベントの準備過程においては、日本点字図書館の理事長である長岡英司先生にもご助言いただきました。アイマスクで布絵本を体験してみて、「何が良かったか、どういうところが分かりにくかったか、感じたことを大切にしてほしい」とおっしゃっていました。

どのようにすれば、障害の理解啓発を効果的におこなっていけるか、インクルーシブ社会形成の一翼を担えるか、ゼミ生一同、大変貴重な学びをさせていただきました。関係者の皆様に心より感謝申し上げます。ありがとうございました。

文責・北畑彩子

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