教育学部・教育学科 │ 聖徳大学

子どもと遊び① 造形

21.04.02

こんにちは!
「子どもと遊び」についてシリーズでお伝えしていきます。
みなさん、これからお話するのは、「3歳児の遊び」についてです。
普段は、幼稚園年少に通う女の子が、お家でのお絵描きを通して遊びが展開していく様子を、ドキュメントします!

今回は、絵を描くことから始まった遊びです。
A3コピー紙をつなげて、一緒に大きな紙ををつくることから始めます。
テープを必要な長さで切り、紙に貼っていきます。今では、必要な長さにテープを切ることができますが、少し前までは、ぐちゃぐちゃになったり、必要以上に長くテープを引き出していました。その経験を通して、今では、必要な長さを理解し、テープ台からきれいに切り取ることができます。

ここまでは、パパが作業を手伝いました。
これ以降は、自分が何をしたいのか、自分で決定し行動しています。

色鉛筆を用意し、線を引いていきます。何を描こうとしているのかは、わかりませんでした。
床に置いた紙の上にのり、画面のなかに入って線を描いていまね。線を描く際には、腕だけを動かすのではなく、立膝をついて身体ごと移動しながら線を描いていました。椅子に座って机の上で描くときとは、腕の動かし方や行為に違いがありますね。

そして、線の上を指でなぞります。

次に線を道に見立てて遊び始めました。自分のおもちゃのミニカーを持ってきて、線の上を走らせます。真上から見ていることで地図のようにも見えたのかもしれませんね。3つの異なるミニカーを手で押してドライブごっこ♪


少し遊ぶと、次はたくさんのミニカーを並べ始めました。並べ終わると、パパに向かって「ハートをかいて」というお願いがあり、パパが色鉛筆でハートの輪郭線を描きます。
すると、その中を6色のクレヨンで塗りました。

次は、「ダイヤをかいて」とお願いされました。
本人の言葉
上「おしろのなかに ぴんくのあめが ふってるの」
下「エルサのおしろ」

さて、いかがだったでしょうか。
これは、20分くらいのなかで起こった遊びの展開です。絵を描くという意識で捉えると、大人であれば数時間集中するといったことが可能ですが、子どもの遊びは、目の前で起こる出来事を大事にします。目的があって始まった遊びでも、ものや環境と関わるうちに段々別の視点を獲得し、遊びが変化していくことがあります。目の前で起こっている出来事をきっかけにしているのですね。
そして、これまで体験してきたことや遊びなどを関連させ、展開します。
今回であれば、線→道→車→ドライブ→並べる→別なことを思いつく→アナ雪→お城
と展開されました。彼女のなかでの遊びの関連性は、明確に読み取れる部分とわからない部分がありました。
おそらく、日常的に迷路や地図で遊んでいた経験が、道をなぞる、といった展開を生んだのでしょう。その道の先には、お城があったりハートがあったり♬

大切なことは、子どもの遊びや表現には、その子どもの経験が反映されているということ。生活で目にしたもの、感じたこと、発見したこと、遊びなどがつながっているということです。
その遊びを通した体験が、次の遊びを生むのですね。

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(児童学部)

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