重安ゼミ シャボン玉とんだ!幼稚園教員のスペシャリストをめざして!
18.09.11
皆さんこんにちは!
今日は幼稚園教員養成コースのコース長重安智子先生のゼミにお邪魔して来ました。
重安先生は東京都の公立幼稚園の園長を務められたあと、幼稚園全体のリーダー的な役割を担われ、そして本学へ。
幼稚園教員をめざす学生に、どんなゼミを展開してくださっているのでしょうか。
シャボン玉が飛んできましたよ!
シャボン玉遊びは子もどたちが大好きな遊びの一つ。
今日はシャボン玉液づくりをしながらシャボン玉遊びを楽しみます。
「3歳児・4歳児はストローで吹くと『できた!』とすぐに思いが実現することで遊びを楽しんでいきます。
4歳児は繰り返し遊ぶうちに、身近にある空き箱やロール芯などいろいろなもので吹いて試して遊ぶことを楽しむようになります。
5歳児は、浴用石鹸を削り、水と混ぜ合わせながらシャボン玉液をつくることを楽しみます。シャボン玉になるちょうどよい液をつくるため子どもたちは試行錯誤し、友達と教え合いながら取り組みます。
子どもたちの発達や興味・関心に合わせて教材等を用意し、子どもたちの遊びが豊かに、そして学びにつながるようにしていくことが大切です。」
最初は戸惑っていた学生たちも、シャボン玉液づくりを楽しんだり吹き方を工夫したり、大きなシャボン玉作りに挑戦したりして大喜びでした。
最後はしっかり後片付けをします。これも大切な学習です。
…続いて、校舎の片隅をくぐって、テニスコートを通り抜け…どこかに向かいましたよ。
何があるのでしょうか…
こんなところに畑が!
実は、重安ゼミと古川ゼミが大学の敷地に共同で畑を作っています。ここがもう一つの学びの場です。
「もう食べられそうだよ」「ちくちくしていて、ちょっと痛いよ」と、においをかいだり触ったり…
「では、キュウリを食べてみましょう」と重安先生。
2本収穫したキュウリを14人で分け「いただきます!」
学生から「お味噌をもってきたらよかったね」「お塩でもいいかも」と声が上がりましたが、重安先生は笑って「まずは、そのまま食べてみましょうね」と。
ひとくち食べてびっくり!
味が濃くて、甘くてみずみずしくて味噌も塩もいりません。
新鮮なお野菜がこんなにおいしかったとは…
なんでも手軽に手に入るのが現代。便利な半面、じっくり考えて工夫したり、植物が育つのをじっと待ったりする時間が失われているのも事実。
子どもたちが遊びの中で豊かな体験ができるようにするためには、教師がまず、様々な遊びの楽しさを知り、豊かな体験をしていくことが大切です。そして子どもと一緒の遊びを楽しめること。
ゼミで体験した「喜び」「感動」「発見」「楽しさ」を子どもたちに伝えられる先生になってほしい。重安先生のそんな願いを感じられるゼミでした。
★昨年の古川ゼミの様子はこちらをクリック!
(児童学部)