西園先生が和歌山でアート活動
18.09.07
今回は、大学の先生の活動の一部をご紹介します。
「図画工作」や「保育内容指導法〈造形〉」を指導する西園政史先生が、アートイベントにて作品制作&ワークショップを行ってきました。
このイベントには、西園先生がユニットで活動しているS+N laboratoryというアーティスト名で参加されています。
西園先生には、作品制作の様子と高校生とのワークショプについて紹介していただきます。
みなさん、こんにちは!
今回参加したのは、地域とアートと電車(JR)を結びつける活動を行っている和歌山県のアートイベント「紀の国トレイナート2018」です。
私はアーティストS+N laboratoryとして、このアートイベントが始まった2014年から毎年作品制作&ワークショップを行っています。
今回制作を行った駅は、和歌山県にあるJRきのくに線の朝来駅になります。
駅舎の床ということもあり作業ができるのは、終電が行ってから始発までの間の時間になります。
まずは、描いていくペンキの発色をよくするために、白を塗ります。
この大きなキャンバスのどこに何を描くか、どのような構図にするのか、現場を確認しながら決めていきます。
事前に用意した型紙を何度も移動させ、配置を考えます。
構図が決まったら、床用ペンキで大きく描いていきます。
描く面積が大きいので、ローラーを使います。
今回は、和歌山ということもあり、動物や植物を意識した図柄を登場させています。
作品をつくるのは、どこか派手な印象を持たれますが、忍耐が一番大切な気がします。
自分が求めるクオリティを判断基準に少しずつ前進させます。
今回のイベントでは、高校生を対象としたワークショプも行いました。
この駅を利用する高校にお声掛けをし、美術部の生徒たちに駅に隣接する町の観光案内所内の壁面に、動物と植物のシルエットを描くワークショップを行いました。
S+N laboratoryが使用している型紙を基に、ペンキで色を塗りました。参加してくれたある生徒は「子どもたちに楽しんでもらいたい」と語ってくれました。
今回、駅を利用する人、駅周辺に住む人、この絵を見ることを目的に駅に来てくれる人、子どもからお年寄りまで様々な人と出会い、この作品を通して会話を楽しみました。
アートは様々な形でみなさんの身の回りにあります。
それを手にしたとき、目にしたとき、どのような気分になるでしょうか。
色々な形で活用されるアートは、児童学科のなかでもいかされています。
児童学科で行われるアート活動に興味をお持ちの方は、ぜひ「アートパーク」や保育の造形に関する授業紹介をご覧下さい!
(児童学部)