全力疾走「鬼ごっこ」で育む保育力
18.05.29
皆さん,こんにちは!
今回は奥村典子先生の「保育内容総論」の授業の様子をリポートします。
「保育内容総論」は,保育の基本的な考え方を学ぶとともに、具体的な保育を構想する力を育む授業です。保育士免許資格に関わる科目で主に1年次で履修します。
今日の授業は、聖徳大学の目の前にある松戸中央公園で行われているようです。
公園に近づくと・・楽しそうな声が聞こえてきましたよ!
「きゃー! 待てー!」・・・「捕まえた!!」
え!?先生,鬼ごっこが授業なのですか?
「そうなんです。今日は集団遊びの代表である鬼ごっこについて学んでいます」
奥村先生によれば,鬼ごっこは運動技能を育むことはもちろん,どう逃げるか,どう追いかけるかを考えることによって、子どもの思考力や判断力を育てるのだそうです。
また,ルールを守らないと遊びが成立しないことから,子どもたちがルールを守る大切さについても体験的に学ぶことができます。
おそらく誰もが経験したことある鬼ごっこに,こんな教育的な意味があったとは・・・。
さらに「ルールを少し工夫することでさまざまな遊びが展開できるのも鬼ごっこの魅力です」と奥村先生。
この日も,シンプルな鬼ごっこだけでなく,「しっぽとり」や「ことろことろ」,「手つなぎ鬼」など,さまざまな鬼ごっこを体験しました。
↑しっぽとりの様子。
鬼にリボンをとられたら負け!「きゃー!」「待てー!」リボンをとられないように,逃げ方もどんどん工夫されていきます。全力で鬼ごっこです!
↑次は、ことろことろの様子。
一番後ろの人(子役)をタッチしたら鬼の勝ち!鬼は一番後ろにつき,一番前の人(親役)が今度は鬼になります。
「保育内容を考える時に、まず自らがやってみることが大切」と奥村先生。
受講生の感想を聞いてみると・・・
「私たちでも広いと感じたので,3~5歳でやるなら,半分くらいの広さでもいいかも。」
「3~5分と聞くと短いと感じたけど,かなり長く感じ疲れました!」
「遊びの中で自然と友だちと関わることができたから,友だちづくりにも良さそう」
自ら体験することで,気付いたこと,学んだことがたくさんあるようです。
全力で遊ぶことで子どもの目線を知り、活動の意味を知ることで保育者としての目線を学んでいるのですね。まさに保育は総合力!
奥村先生,今日はありがとうございました!
★「保育士ってどんな仕事」の記事はこちらをクリック!
(児童学部)