短期大学部・保育科 │ 聖徳大学

短大生のクラブ・同好会活動

20.10.27

聖徳のクラブ・同好会は学部生と短大生が一緒に活動しています。

今日はボランティア同好会で活躍しているホイクカ女子2年生を紹介します。

ホイクカブログに以前も登場していただいたKさんです。Kさんに、活動のきっかけや、これまでの活動を聞いてみました(リモートインタビューです)。

 

 

 

 

南流山子ども食堂でのKさん

 

〇ボランティア同好会に興味を持ったきっかけを教えてください。

 

Kさん:私がボランティアに興味を抱いたのは中学1年生の時です。

当時担当の英語の先生が青年海外協力隊として

働いていたことのある先生でした。私はその時初めて世界には教育を受けたくても受けられない子どもがいることや、毎日満足に食事を取れない家庭があることを知りました。

私が毎日学校に通い、明日の心配もせずに1日を過ごしていることはとても恵まれていたのだと気付かされました。同じ人間なのにこんなに生活に違いがあることにショックを受け、私は世界の子ども達の実情についてさらに調べました。

マララ・ユスフザイさんの国連本部でのスピーチを聞いたり彼女の本を読んだりして、私は心を動かされ、彼らのために自分達が出来ることを考えるようになりました。

そこで、高校入学後UNICEFの募金活動に参加しました。その活動がきっかけで幼稚園や障害者施設など、様々な所にボランティアとして参加し、大学生になってもボランティアを続けたいと思うようになりました。そのような理由から私はボランティア同好会に入部しました。

 

〇中学時代からボランティアに関心があったのですね。大学の同好会活動に参加してみてどうでしたか?

 

私は先程お話した通り、高校生の頃ボランティア活動を行っていました。しかし、様々な場所に行っていたので同じボランティア活動に参加するのは3年間で2、3回しかありませんでした。

大学生になり同じボランティア活動に継続的に参加することで、私は1つ感じたことがあります。それは、ボランティア活動は必ずしも誰かを助けるものではないということです。高校生の頃は誰かの力になりたいという思いでボランティアを行っていましたが、大学生になりボランティアをすることで、自分も助けられていると感じるようになりました。

 

〇継続して参加することで見えてきたものがあるのですね。

 

継続して参加させていただいた、「南流山子ども食堂」では主に調理の手伝いや配膳、子どもの見守りをさせて頂きました。私は元々料理があまり得意ではないのですが、調理スタッフの方々がとても丁寧に教えて下さったので安心して調理に臨むことが出来ました。

昼頃になると地域の家族連れやお年寄りの方など、様々な年代の層の人達が昼食を食べに来てくれます。食べに来てくださった方々が笑顔で食べているのを見ると嬉しく思い、ボランティア活動に参加して良かったなと感じます。

自分が相手に何か働きかけた時相手の笑顔を見ると嬉しくなり、やって良かったと思います。また、自分の悩みや不安がとても小さいように感じられ消えていくのでストレスの解消にもなります。そのようなことから、ボランティア活動は、助けているつもりでも誰かによって助けられている、お互いの助け合いによって成り立つものだと気付きました。

南流山子ども食堂の昨年の聖徳祭のパネル発表にお越しいただきました。

地域で活躍されている方々とつながれるのもボランティアの魅力ですね。

〇現在、Kさんの所属しているボランティア同好会は活動自粛中です。

しかし「南流山子ども食堂の会」では、密にならない活動として「フードパントリー(食材無料配布)」活動をしているそうです。実際にボランティアができなくても、地域の活動を知ることができるのは、ボランティア同好会の魅力です。Kさんには、この経験を活かしてステキな社会人になってほしいです。Kさん、ありがとうございました。

 

担当は檜垣でした。

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