聖徳教育Ⅱ 第2回グローバル・スタディ プログラム「世界の子どもの現状:子どもの権利を考える」
21.08.24
みなさん、こんにちは。
今回は、「令和3年度 聖徳教育Ⅱ グローバル・スタディ プログラム」の第2回 「グローバル・スタディ」(7月19日)で実施された国連UNHCR協会天沼耕平先生によるワークショップ&講演の様子をお伝えします。
聖徳大学では、【聖徳教育Ⅱ】 として、多様な他者との共感的な関係を築き、自己判断、自己責任で新しい価値を創造することを学びます。
その一つとして、児童学科の海外研修は3年生で実施され、 学科・コースに関連する諸外国の教育、文化、生活を実際に体験することによって、 知識レベルから体験レベルに引き上げ、国際的視野に立って理解力、感性、知見を得、 その後の修学、および卒業後に役立てます。
この学びの一環として、国連UNHCR協会天沼耕平先生によるワークショップ&講演が行われました。
まず、この授業の目的を共有しておきましょう。
「 国連UNHCR協会 天沼耕平先生のワークショップと講演を聴いて、グローバルな視点での子どもの育ちと環境を考え、グローバル・スタディの学修目標を明確にする」
児童学科では、児童という枠組みを介して保育や教育、社会をみつめ学びにつなげていきます。自分の専門分野をグローバルな視点で広く理解することで、これまでにない価値観に触れることにつながる、というわけですね。
国連UNHCR協会天沼耕平氏による講演内容は、
「世界の子どもの現状:子どもの権利を考える」
です。ワークショップを挟みながら、世界の子どもの現状を少しずつ知っていきます。もちろん、学生たちも、これまでの学びや日常で得る情報から、知っていることもあったかもしれません。
しかし、天沼先生のように、事実を、体験を通して知っている人の生の言葉は、学生にとってとても意味があります。
また、今回の講演は、対面で受講する学生とオンラインで受講する学生のハイブリットでの受講になります。まだまだ、密になることは避けなければなりません。
ワークショップでは、「いのちの持ち物けんさ」“あなたにとって大切なもの、自分を証明するものをワークシートに書き出してみましょう。”という内容で進みます。
①あなたにとって替わりのないもの:金銭的価値がつけられない(例:いのち、家族、身体など)
②どちらにも当てはまらないもの(例:国籍、役割、名前など)
③あなたにとって替わりのあるもの:金銭的価値がつけられる(例:服、くつ、日用品など)
それぞれ失ったらどう感じるか、③→②→①の順に考えていきます。(①に関しては、いのち以外)
学生は、自分たちの日常を振り返り、ものや存在について、他者との関係性について自問自答します。
では、世界の人々はどうなのか。
とても印象的だった実例は、ある国に難民となった若者のエピソードでした。
彼は、高校の成績証明書を持って紛争から逃げてきた、というお話でした。
彼がどのような人物で、年齢、学歴が証明できる唯一のものが成績証明書だったのです。
日本で生活していたら、住んでいる地域によって、自分を証明するものが管理されています。
または、マイナンバー、保険証や免許証、パスポートなど、自分が何者であるのかという疑いをもたれずに生活が進んでいます。
それが当たり前である人(国)とそうでない状況があることに、実例を通して理解することができました。
今回の講演会&ワークショップでは、世界の子どもたちの置かれた状況のほんの一部をお聞きしました。
天沼先生のように世界中に足を運び、実際の出来事とともにお話いただけたことは、本当に貴重であり、学生含め我々にどのような行動ができるのか、考えるきっかけとなりました。
講演とワークショップの後には、クラスでグループディスカッションが行われました。自分の考えを他者と共有することで、自分の考えを整理することにつながります。
また、他者がどのように考えたのか、多様な考え、価値観を受け入れる機会にもなります。
国連UNHCRの活動は、以下のURLよりみることができます。
https://www.japanforunhcr.org/what-we-do
最後は、この講演の機会を設定していただきました、本学教員神谷明宏先生のお言葉で会を終えました。
天沼先生、神谷先生、貴重な機会をご提供いただき、誠にありがとうございました。
今回の講演を通して、世界という意識を持って視野が広がったところで、次回は、公益財団法人海外子女教育振興財団より、海外における日本人学校についての講義が行われます。
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●9月11日(土)は、児童学科・教育学科限定の来校型オープンキャンパスです。
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〈新型コロナウィルス感染症予防対策について〉
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●実施会場では、空調装置や換気装置により常時換気を行います。また、ドアを常時開放し換気を行います。
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2022年4月 児童学部は教育学部(2022年4月設置構想中)として新たな挑戦を始めます。
現在の児童学部が教育学部になり、児童学科は4つのコースになります。
4つのコースは(幼稚園教員養成コース、保育士養成コース、児童心理コース、児童文化コース)です!
どのコースでも幼稚園一種、保育士の免許・資格を取ることができ、どのコースからでも幼稚園の先生、保育士を目指すことができます!
どのコースもほとんどの学生が幼・保両方の免許・資格を取得し社会で活躍しています。
コース選びは学びの内容で決めましょう。あなたはどのコースで「子どもの専門家」を目指しますか?
各コースの紹介動画を見て、自分にあったコースを選びましょう。
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児童学科は大学4年間の学びだけではなく、その先も見据えた新しい学び方を行っていきます。
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速報!!聖徳大学の2021年3月卒業生の実就職率が96.3%となり、「2021年実就職率ランキング(大学通信発表/7月21日現在)」で、卒業生500名以上の全国女子大学で1位を達成しました!
実就職率:96.3%(就職者数670名 卒業生698名 大学院進学2名)
※2021年大学通信調べ(卒業生500名以上)
●実就職率=就職者数÷[卒業者数-大学院進学者数]×100
保育士採用数15年連続全国1位、幼稚園教員採用数14回目連続1位達成!
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7つのコースで それぞれインスタグラムをやっています!
インスタグラムの中から「聖徳 児童」で検索してみてください。
各コースのイメージキャラクター「ななちゃん」が目印です。
インスタグラムでは、各コースの学びの様子やキャンパスライフを紹介していきます。
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聖徳大学教育学部(2022年4月設置予定)が今週発売のAERAの巻頭に掲載されました!
見開きページを開けると「安広・井上ゼミ」の創作ダンス「アラジン」が一際目を引きます。是非、手にとってご覧ください。
記事の内容はAERAdot.でもご覧になれます→こちら!
(児童学科)