教育学部・児童学科 │ 聖徳大学

ヨーロッパ研修 報告!! 幼稚園教員養成コース②

17.10.27

皆さんこんにちは!
海外研修!!幼稚園教員養成コースの様子を報告します。
2回目からの担当は私、研修に引率した3年生担任の西園(授業では、図画工作や保育の造形などを指導)です。よろしくお願いします。

幼稚園教員養成コースは、ドイツ・チェコ・オーストリアに行きました。
それぞれの国で、街の様子、文化、食事、教育・・・、色々な違いがありました。なので、それぞれの国を、研修の主役である学生の学びの様子と西園の視点を交えて、紹介いたします!

まず1回目は、ドイツです。

音楽家バッハのゆかりの地であるアイゼナハ。

音楽家のバッハの生家と言われていた場所にある博物館では、当時の楽器を使った生演奏を聴くことができました。楽器の横に学生が立っていますが、空気を送り込むお手伝いをしています。(↓)

静かな空間に響く当時の楽器の音色に、学生たちもただただ聴き入っていました。
普段の大学生活では、幼児のためにピアノを練習している学生たち。その楽器の歴史に触れることができ、また、バッハという人間をより知ることができたことは、これからの演奏に何らかの影響があるのではないでしょうか。本当にすてきな時間でした。

 

 

続いては、ヴァルトブルク城見学。
ヴァルトブルク城は、テューリンゲンの森のなかにアイゼナハを見下ろすようにあります。残念ながらお城のなかでは、写真撮影ができませんでした。
城内には、とても細かなモザイク画があり、「きれい」というだけではなく「伝える」という意味合いが大きかったのだろう、と感じました。
マルティン・ルターによって聖書がドイツ語に翻訳されたのも、このヴァルトブルク城でした。

 

続いては、ドイツ古典主義文学で知られているゲーテとシラーが住んでいたお家、そして、その街を散策します。

この周辺には、バウハウス博物館があります。美術がお好きな人は、聞いたことがあると思います。デザインや工芸、写真などを含む美術と建築について総合的な教育を行った学校です。

ゲーテ、シラー、バウハウスとなると、この街は創造性の塊のような地ですね。時の流れがつくる歴史を感じることができた散策でした。

 

続いては、幼稚園見学です。幼稚園創始者であるフレーベルの考えに基づいて教育が行われている幼稚園を見学しました。

この幼稚園は、カウルスドルフ(Kaulsdorf)という小さな街にあります。周りをのどかな自然が囲み、園庭にある木々は紅葉していました。植わっている木と枯れ枝を使って、子供専用秘密基地?のような空間ができていました。

 

この日はお天気も良く、室内遊び、園庭での遊びと、たっぷりと園の子供たちと時間を過ごすことができました。

 

鉄棒やブランコの下に敷いてあるものは、木のかけらウッドチップです。踏んでみると少し沈み、柔らかさがあります。このウッドチップは、定められたサイズや形があるとのこと。子供の安全を自然物で補うことや自然物から遊びの道具、空間をつくることは、学生の新たな発見となっていました。

ドイツでの研修について、まだまだ書きたりませんが、このへんで終わりにしたいと思います。

次回はチェコです。お楽しみに!→こちらをクリック!

(児童学部)

 

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