教育学部・児童学科 │ 聖徳大学

附属幼稚園をもっと知ろう!遊具の授業

17.08.10

皆さんこんにちは!
今回は、児童文化コース2年次必修科目「玩具・遊具」の授業での一コマを紹介します。
ご担当されているのは、幸田眞希先生です。
授業題目は、「大型遊具であそぶ―聖徳大学附属幼稚園見学を通して」です。
この授業では、小さいおもちゃから大型の遊具(ブランコ、滑り台など)まで、子どもにとって、成長、発達の中でどのような役割を果たしているか理解することと、その基本となるあそびを考えることが目的にあります。
この授業は、シラバスをベースに外部講師と学部・学科を超えた専任教員が担当しています。

 

今回の授業では、特別区(東京都)公立幼稚園の園長経験のある児童学科、重安智子先生に大学構内にある附属幼稚園の大型遊具を解説していただきました。
重安先生は、「固定遊具ブランコでの幼児の行動特性と遊具の安全」などの論文も書かれています。

 

まず触れたのは、大きな木にロープを結んだ遊具です。ロープをつかみタイミングを計り上手にジャンプできると地面から高い位置で揺れることができます。
振り子のイメージですね。

 

園庭にある木を活用した遊具はもう一つありました。木と木にロープを渡し、綱渡りの様になっています。
バランス感覚が養えますね。

 

次は地面と地続きになった丘のような遊具です。
地下通路のようになっていて、子どもたちの秘密基地?みたいになっていますね。
「こういった高低差を使ってかけのぼったり、すべったり、穴の中に入ったりして楽しむんですよ」重安先生が、それぞれの遊具について子どもたちの姿をイメージできるよう解説してくださいました。

 

その他、汽車の形をしたものなど、子どもたちの心をくすぐる形や、鮮やかな色の遊具が設置されていました。学生は、子どもころにタイムスリップしたように心から楽しみ、学んでいました。

子どもの心を理解するには、実際にその楽しさを体感することが大事ですね。
学生たちからは、自分たちの子どもの頃の楽しかった記憶を呼び起こしながら、遊具の楽しさとは何なのか、そこで発生する学びとは何かを探究している様子がうかがえました。

学生たちの笑顔が、何よりもの証拠ですね。

しかし!
あくまでもこれらの遊具は、子どもを基準として作られていることを忘れてはいけません。大人の学生たちは全力で遊んではいけません!!
学生が遊ぶと小さく見える遊具をみ見て、いくら頑丈でも、幼稚園で遊ぶ子どもたちの体重や人数を想定しているのだな、と改めて実感しました。

 

(児童学部)

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