包丁のお話
22.09.07
ブログをご覧の皆さん、こんにちは!
9月に入り、朝晩は少しだけ過ごしやすくなってきましたね。
鈴虫の声が聞こえてきたり、トンボがゆらゆらと飛んでいる様子を見ると、秋の気配を感じます。
また、秋は美味しい食材がたくさん出回る時季ですね。栗や松茸、サンマなど…。 今年は物価高が心配ですが、とはいっても、旬の味覚も楽しみたいものです。
ちなみに、皆さんはどんな食材が楽しみですか?(*^^*)。
さて、本日のブログでは、包丁のお話をしたいと思います。
フードマネジメントコースを希望する高校生の中には、「入学前に、基本的な料理ができないといけな
いのでは?」と心配している方や、「包丁を持ったことがありません」という方も結構いらっしゃいま
す。でも、入学前から料理をしたことがなくても、また、包丁を持ったことがなくても、全く問題あり
ませんよ!
入学後、基本からしっかりとお伝えしますので、気が付いたら包丁は上手に使えるようになりますし、
料理もできるようになるはずです!(教員もそうなるように努めて指導しますので、ご安心下さい
(*^^*))。
話をもとに戻しましょう。今日は料理をする上で一番大切な道具である、「包丁」のお話を少ししたい
と思います。
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写真では5本の包丁を紹介しています。 左から
1.薄刃包丁
2.柳刃包丁
3.出刃包丁
4.小出刃
5.牛刀
です。1~4までは、和包丁、そして5は洋包丁に分類されます。
包丁の用途を説明しましょう。
1の薄刃は、野菜を切る際に便利な包丁です。
2の柳刃は、刺身包丁とも呼び、刺身を薄く切る際に使います。
3の出刃包丁は、魚をおろす際に使ったり、肉を叩く際にも使用します。
4の小出刃は、こはだや鱚など、小さい魚をおろす際に使用します。
最後に5の牛刀は、本来、 肉を切るために適した包丁ですが、野菜や魚をおろす際にも使用できる万能な包丁です。
皆さんは和包丁と洋包丁の違いはおわかりでしょうか。
写真では分かりにくいのですが、違いの一つは、刃になります。
和包丁のほとんどが片刃で、洋包丁は両刃になります。
また、和包丁の重心は刃にあるため、握るときに柄を深く握ります。一方で両刃の洋包丁は、重心が柄
にあるため、あまり深くは握りません。作り方も全く異なるため、扱い方も異なるのです。
大学の授業では、これらの包丁を全て使用するわけではありません。
まずは万能な牛刀で野菜などの切り方などを覚え、魚をおろす際には出刃包丁を使用します。
学生も、初めは慣れない手つきで包丁を使っていますが、1か月もすれば、すぐに慣れていきます。
授業では、研ぎ方の説明もしていきます。包丁が切れないと、食材の細胞をつぶしてしまい、本来の味が損なわれてしまいます。ですので、授業では、定期的に包丁を研いでいます。よく研げた包丁で切る食材は艶もでますし、味にも影響を大きく与えます。
調理の技術も大切ですが、いい道具を使うこともとても大切だなあ、と日々実感しています。
入学したら、皆さんにも、調理に関わる様々なことを学んでいただければと思います。
入学してから、で大丈夫です!!
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