【卒業生インタビュー】2021年度卒 茂原市立図書館勤務 Tさん
26.10.22
2021年度 図書館司書・ITコース卒業 Tさん
みなさんこんにちは。
今回、学科のホームページ更改をきっかけに3年前の卒業生をインタビューしてきましたのでご紹介いたします。
卒業生プロフィール:2021年度 図書館司書・ITコース卒業
勤務先:茂原市立図書館 所属:株式会社図書館流通センター(TRC)

Q1:勤務先でこれまで経験された仕事内容について教えてください。
最初は本社で新人研修があってマナー講座等を受けました。また、千葉県立図書館で県下の図書館勤務者が集まって合同で研修が行われ、レファレンスサービス(注:利用者から調べ物などの相談を受けるサービス)等の訓練を受けました。
その後、茂原市立図書館にて基本業務として排架、フィルムコートかけ等の本の装備作業、カウンター業務等を担当しました。
特にこれまでに任された仕事としてはコーナー作りがあります。本の排架や見出し作り、ポップ作りなどを行いました。

Q2:これまでの仕事の中で特に頑張ったことについて教えてください。

一番達成感があったのはシニア向けのコーナー作りでしょうか。
まずコーナーを任された時点では見出し板などがなく、利用者にはどの本がどのへんにあるのか直感的には分かりにくい状況でした。
そこに見出し板を挿入し、高齢者の利用者が興味をもちそうなトピックごとに排架したところ、見やすくなったと好評をいただきました。
トピックとしては例えば認知症、介護、健康、生きがい、料理などが挙げられます。

また、高齢者の利用者は腰を曲げて屈むのが得意ではないので、あえて一番下の棚には本を一切置かずに飾りつけのみとすることで、手に取りやすい位置に図書が並ぶようにしています。
これも非常に好評で利用者の方に喜んでもらえて、自分としてもとても嬉しかったことを覚えています。
やはり少子高齢化が進む世の中なので、うちの図書館利用者にも高齢者の方が多いですし、少しでも利用しやすい環境を提供できたらな、と考えています。
興味をもたれそうな新聞の切り抜きをまとめた自館資料を作成し、手にとれるように配置しています。最新の情報についてはコルクボードに貼り付ける形で掲示しています。(左図参照)
さらに、シニア向けのオススメ絵本・紙芝居、視聴覚資料の一覧(書誌リスト)という形で情報をまとめて掲示しています。

Q3:聖徳大学での学びは今のお仕事に活かせましたか?
はい。
コーナーを彩るポップ作りや見出し板作りではOffice製品を使ってデザインすることがメインなので、学生時代に学んだスキルが活かせているかなと思います。
また、地域貢献活動の一環として聖徳大学のこども図書館でコーナー作りを経験しましたが、それはもうそのまま今のコーナー作りにつながっています。
あとは利用者に目的の図書の位置を聞かれることも日常的にあるんですが、図書館内での資料の配置を把握する上で日本十進分類法を学んでいたことがベースとなっています。
図書館内のどこらへんにどういう主題の本がある、とか、どういう順に並んでいるはずだ、とか、情報資源の組織化の方法を学んでいるからこそ排架位置の把握もより早く正確になってくるのかなと思います。


Q4:就職先を決めた理由・きっかけについて教えてください。
就職先の選定理由のひとつは図書館司書になりたかったこと、もうひとつは地元の図書館だったからということです。
在学中から地元の図書館司書になりたかったので、希望が叶って本当によかったです。
毎日楽しく働いています。
Q5:地元の図書館で働くことのメリットって何かありますか?
そうですね。やはり地元出身だからこそ持っている土地勘というものがあります。
公共図書館は地域に根付く公共の施設であり、その土地のコミュニティがメインの利用者となるため、地域資料や郷土資料の保存・提供を行う役割が重要になってきます。
その意味ではずっとその土地で暮らしてきた自分だからこそパッと地名が思い浮かんだり、歴史的な背景を理解できたりといった地元民ならでも強みがあると思うんです。
この地に生まれて育ってきたからこそ自信をもって郷土資料等を提供できると思いますし、そういった強みを業務でも活かしていければいいなと考えています。

Q6:働いていて大変だったことは何かありますか?
やはりレファレンスサービスがまだ少し難しいということがありますね。
うちの図書館の場合、レファレンスの相談をカウンターや電話で受付するのですが、それを受けた人が担当することになっています。
私が担当した際に、回答した内容では利用者の満足が十分に得られないときもあって、まだまだ修行が必要だなと感じることがありました。
全てが研修通りにはいかないなと痛感しています。
これから情報検索や資料提供のプロとして自信をもってサービスできる司書になれるよう精進していきます!

Tさん、本日は貴重なお話をありがとうございました!
今後のますますのご活躍をお祈りしております。












