短期大学部・総合文化学科 │ 聖徳大学

【国際観光・ホテルコース】講師紹介

23.06.15

 いつも総合文化学科のブログを読んでくださり、ありがとうございます。

 いかにも梅雨時、といった、ジメジメした日が続いていますね。

 本学の学生さんの中にも、頭痛がひどくなる、等の体調不良を訴える方もいらっしゃいます。理由を聞いたら、「時期的なものだ」ということでした。やはり、暑いのか涼しいのか分かりづらい、しかも湿度が高いこの時期は、身体にも負担が大きいのでしょう。

 皆さんも、体調管理をしっかりとして、お元気にお過ごしくださいね。

 さて、今日は、国際観光・ホテルコースで授業を持って下さっている、黒川亜紀子先生を紹介します!

 黒川先生は、国際観光・ホテルコースの授業を担当して下さっている先生方の中でも、一番人気といってもいいぐらい、学生からの人気が高い先生です。

 黒川先生は、大手ホテルチェーンのホテルで10年以上フロントとして活躍をされ、その後フリーランスとして企業や学校で講師をされています。実務経験が豊富で、企業では新人研修やマナー研修などをされています。

 本学では、「ブライダル産業論」や「ブライダルコーディネート論」をご担当下さっていますが、どちらも学生にとってとても楽しい授業だそうです。毎年、学生からの信頼が厚い先生で、本学が誇る講師陣の1人です。

 

   

 今回は、黒川先生が、「キャリアスタディⅡ」という、2年生対象の授業で、「ホテル・ブライダル業界基礎知識講座」というタイトルでご講演くださった授業を紹介しますね。

 この科目は、国際観光・ホテルコースだけでなく、総合文化学科2年生全体が必修の授業です。そのため、国際観光・ホテルコースの学生ならほぼ常識となっているであろう(と願っています…)話を、他のコースの学生にも分かりやすく説明してくださいました。

 まずは、ホテル業界についてです。

 ホテルは、大まかに3種類に分類されます。それは、シティホテル、ビジネスホテル、そしてリゾートホテルです。

 本学の卒業生には、品川プリンスホテルに就職した人がいましたが、こちらはシティホテルになります。また、本学の学生は、ホテル実習で帝国ホテル東京を訪れますが、帝国ホテル東京もシティホテルの代表です。

 一方、ビジネスホテルというのは、主に出張など仕事目的で宿泊するお客様が多いホテルのことで、比較的お手頃な価格で宿泊できます。その代わり、ホテルの造りはシンプルな場合が多いです。

 代表的なビジネスホテルとしては、テレビのCMでおなじみのアパホテルチェーンや、松戸にもある東横イン、温泉が売りのドーミーインなどがあります。ちなみに、ドーミーインは、温泉事業が主力の共立メンテナンスが経営するビジネスホテルチェーンで、共立メンテナンスは学生にも人気の就職先の1つです。

 リゾートホテルの例としてすぐに思いつくのは、2年前の卒業生が就職したミリアルリゾートホテルズが運営する、東京ディズニーランドホテルやアンバサダーホテル、ミラコスタなど、ディズニー関係のホテルですね。でも、その他にも、例えば本学の卒業生が働いている、シェラトン沖縄サンマリーナリゾートは、シティホテルの代表であるシェラトングループが運営するリゾートホテルです。

 次に、ホテルの中の職種についての説明がありました。具体的には5つの部門を紹介してくださいました。宿泊部門は直接宿泊に来たお客様と一番接する機会が多い仕事です。

 でも、ホテルだからといって、全ての従業員が宿泊客と直に接するわけではありません。実際に、数年前に卒業し、先日の就職セミナーに来てくれた卒業生は、大手ホテルで働いていますが、現在の仕事は総務・購買部門だそうです。でも、とてもやりがいのある仕事だ、と話してくれていました。

 黒川先生は、このほかにもホテルには色々な仕事があることを、具体的にお話しくださいました。

 次に、ブライダル業界のお話をして下さいました。

 皆さんは、将来結婚式を挙げたいと思っていますか?具体的に、こんな結婚式をしたいな、という夢など、持っていますか?

 黒川先生のお話によると、ブライダル産業は、現在結婚式の需要が減っていて、なかなか厳しいのだそうです。でも、その厳しい状況を逆にチャンスと捉えて、それまでにはなかったようなサービスを提供するように、頑張っているようです。

 ブライダルのお仕事にも何種類もありますが、お客様と最初から最後まで接するお仕事が、ウエディングプランナーというお仕事です。ウエディングプランナーは、結婚式当日にも立ち会ってくれることが多いそうです。

 そして、ウエディングプランナーから依頼を受けて、ドレスやヘアスタイル、ジュエリー、お花など、様々な専門家がひと組の結婚式の為に働いてくれます。

 黒川先生のお話によると、一般的にホテルや結婚式場であげる結婚式は、1日のために何百万円もかかることが多いそうです。ですから、お客様も結構シビアな注文をされることがあるそうです。特に、最近の「コスパ」を重視する風潮では、「コスパ」に合うような結婚式をしたい、という希望が多いかもしれません。

 そのため、ウエディングに関わるお仕事をする方は、「ありがとう」という言葉が一番のやりがいだ、ということでした。早い方は、半年も前から何回も何回も打ち合わせを重ねて、準備をしてきます。そのため、式当日がつつがなく終わったら、プランナーの方もさぞ達成感があることでしょうね。

 最後に、黒川先生は、ホテル業界やウエディング業界に向いている人や、必要とされるスキルなどについてお話して下さいました。その中に、語学力という話があって、英語はもちろんのこと、最近は英語圏以外の外国人客も増えていることから、その国の言葉で挨拶ができるだけでも、とても貴重なのだ、とお話して下さいました。

 国際観光・ホテルコースの2年生対象に、「接客外国語入門」という授業があり、英語だけでなく、フランス語やポルトガル語、韓国語など色々な言語で挨拶ができるようになることを目指した授業なのですが、まるで、その授業の宣伝をして下さっているかのようでした(^O^)

 黒川先生のお話は、国際観光・ホテルコースの学生だけでなく、他のコースの学生にも深く響いたようです。

 学生たちの振り返りシートには、以下のような感想がありました。

 ・ホテル業界の仕事と聞くと、接客というイメージが強いけれど、それだけではなく裏方の仕事があることを知った。(フードマネジメント2年)

 ・飲食店でアルバイトをしているので、とても参考になったし共感できた。人を幸せにする事ができるお仕事は素敵だと思った。(図書館司書2年)

・接客業に就きたいと思っていたので、とても勉強になった。頑張って就活しようと思った。(図書館司書2年)

 ・久しぶりに黒川先生のお話を聞けて良かった。興味のある業界なので、すごくわくわくした。(国際観光・ホテル)

 もちろん、これだけではありません。学生たちは、皆沢山の感想を書いてくれていて、振り返りシートがとても充実していました。

 時間割さえ合えば、黒川先生の授業は他のコースの学生も履修することができます。

 これからも、黒川先生のご活躍が楽しみです!

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