【授業紹介】キャリアスタディⅡ-「たねっこ」さんの講演
21.11.18
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みなさん、こんにちは。今週末の11月21日(日)はいよいよ今年最後のオープンキャンパスです!
総合文化学科のテーマは「今年度最後!在校生と出会えるチャンスです」―短大のお姉さん達とたっぷり話そう―
コロナも何とか落ち着いてきている様子ですし、ぜひこの機会に大学キャンパスを覗いてみませんか?
皆様のお越しをお待ちしています! 詳細はこちらへ!
さて、今回のブログでは、総合文化学科2年生の授業「キャリアスタディⅡ」をご紹介します。
この授業では、多様な業界・仕事について学んだり、「ダイバーシティ」、「サステナビリティ」など社会で重視されているテーマについて学んだり、幅広く学ぶことで、自らの行動や進路を考える内容となっています。
11月12日(金)には、「松戸手をつなぐ育成会キャラバン隊たねっこ」さんの講演をうかがいました。
実は、「たねっこ」さんが本学で講演してくださるのは、今回で3回目です。2019年には児童学部の授業でもお話してくださっているので、こちらもぜひご覧ください。
さて今回は四つの体験をしながら、お話をうかがいました。
体験1 言葉を絵にしてみよう!
一人ひとりに白い紙が配られて、与えられたテーマの絵を描きました。テーマは「リンゴ」「ボール」「ちょっと」「ちゃんと」の四つです。「ちょっと」や「ちゃんと」を絵にするのはとても難しいですね。なるほど、「ちょっとだけ〇〇して」「ちゃんと〇〇して」と言われても、理解が難しいことがよくわかりました。話をするときには、具体的に、わかりやすく伝えることが大切なのですね!
体験2 シングルフォーカスの体験
半分に切ったペットボトル(透けないようサランラップで覆ってあります)を逆さから覗き、教室内で動き回っているピカチューを探しました。見つかった人は手を挙げるのですが、穴が小さくて視野が狭く、思うように周りが見えません。
興味のあるものに集中してしまうと、このように周囲が見えなくなってしまうことがあるそうです。声を掛ける時は、横や後ろではなく、正面からしっかり名前を呼ぶとわかりやすいとのこと。確かに納得ですね!
体験3 言葉が伝わらない体験
ピカチュー王国で、ピカチュー語を話す「たねっこさん」メンバーのお二人。何か手伝ってほしいと学生に頼んでいるのだけれど、「ピッカー」「ピカピカー」というばかりで何を言っているのかまったくわかりません。絵を使ったり、指差したりして、ようやく袋の中のカバンを取ってほしいと言っていることがわかりました。言葉が通じないというのは、イライラするやら、寂しいやら、とても悲しいことですね。話す時は、ゆっくり、優しく、短く話すとわかりやすいということを教えていただきました。優しく話しかけられると、ゆったりとした気持ちで聞くことができますね。
体験4 手先が不自由な体験
最後は、ビニールの手袋をして、お花を作る体験をしました。薄い紙がなかなかめくれず、もたもたしていると、「早くしなさい!」「急いで!」と声が掛かります。ますますあせってうまくできないという事態になりました。「ゆっくりで大丈夫!」の一言が本当に嬉しかったです。
時間がかかってもできることは自分でしたいもの。できないことだけ手伝う、褒めて伸ばすという、子育て全般に通じるポイントを教わりました。
具体的な体験をした後にお話をうかがうことで、発達障害や知的障害のかたと接する時にどのようなことに気を付けるとよいか、とても具体的に学ぶことができました。参加した学生からは以下のような感想が挙がっていました。
・「言葉が不自由な世界、見え方が異なる世界はこんなにも違っていて、不安を感じることを知りました。でも私たちが少し工夫をするだけで、それが親切につながることがわかりました」
・「障害のある方は、できないのではなく、できるけど少し時間がかかる。本当にできないことだけを手伝い、できることは優しく見守る、このことは絶対に忘れずに接したいです」
・「今日、学んだことは、障害のあるかたと関わる時だけでなく、よい人間関係を築くためにも大切なことだと思ったので、日々の生活に役立てたいです」
たねっこさん、貴重なご講演をどうもありがとうございました!!
*総合型選抜D日程 の願書受付が下記の日程より始まります!
11月29日(月)~12月6日(月)
*チバテレの情報番組「モーニングこんぱす」内で、総合文化学科が紹介されました。
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