短期大学部・総合文化学科 │ 聖徳大学

【コラム】大宮ってどんなまち?

20.09.07

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今回は私の住んでいる埼玉県の大宮についてご紹介したいと思います。
 大宮は鉄道のまちとして知られていますが、平成19年10月14日の鉄道の日に、鉄道博物館がオープンしました。
この博物館には実物の車両が展示されていたり、実物や模型を使って、最新の鉄道技術について体験的に学ぶことができるようになっています。
 又、盆栽村がある事でも知られています。
大正14年に開村しているのですが、盆栽の栽培地として、国内だけでなく海外でも知られ、海外からの訪問客を含め、年間約5万人が訪れているといわれています。
 盆栽は樹齢数百年という盆栽もあり、高級なイメージがありますが、盆栽村は気軽に園内を見学する事が出来ます。近くには盆栽美術館もあり、盆栽の名品や盆器、絵画など盆栽に関わる美術品や民族資料等を展示しています。(入場料、一般300円)
 ご紹介したい鉄道博物館や盆栽美術館は、知っている人も多いと思いますが、大宮で私が最も紹介したいのは、武蔵一宮氷川神社と大宮公園です。


 
 武蔵一宮氷川神社は、二千四百年の歴史を持ち、大いなる宮居として大宮の地名の由来にもなった日本でも指折りの古社です。境内の広さは約3万坪で、さいたま新都心駅近くにある一の鳥居から神社まで約2㎞の欅並木の参道が続き、旧国道16号沿いの二の鳥居は高さ13mで檜造りでは日本一の高さです。三の鳥居を潜ると境内には楼門や舞殿、神橋があり、池には満々と水を湛えています。
 1月から12月まで、各月に祭儀があり、それぞれ荘重で厳粛な祭儀が行われています。武蔵一宮として関東一円の信仰を集め、初詣には多くの参拝客で賑わいます。
 毎年5月には境内で恒例行事の大宮薪能が開催され、幽玄の世界へ誘われます。
 又、12月10日の大湯祭は十日町ともいわれ、12日間の長い熊手市の祭典で、12月10日には境内に縁起の露店が並び、酉の市として大変なにぎわいで全国的に有名です。

 この氷川神社には年間200万人が来訪するといわれる大宮第一公園、第二公園、第三公園が隣接し、桜や梅の名勝地でもあります。
氷川神社という名の社は大宮を中心に、埼玉県、東京都、神奈川県下に280数社を数えますが、その一の宮になり、例祭には皇室から勅旨も遣わされます。
 その昔、大宮は熱海と並ぶ東京の奥座敷として人気を呼んだ時代があったようで、公園内には料亭旅館や茶店などがあり、東京からの人々が四季折々の風情を楽しんで訪れていたようです。
 明治24年、当時帝国大学の学生だった正岡子規は試験勉強のため、公園内の料亭に宿泊し「墨汁一滴」に「松林の中にあって静かな涼しい処で以外に善い。それにうまいものは食べるし、丁度萩の盛りといふものだから愉快で愉快でたまらない」と書き記しています。途中で友人の夏目漱石を呼び、漱石も泊まって一緒に帰京した。10日ほどの滞在中、松林を歩いたり、俳句を考えたりと試験勉強は進まなかったが、「頭の保養には非常に効果があった」とか。
 他にも永井荷風、国木田独歩、樋口一葉らが訪れ、森鴎外は小説「青年」に公園を登場させました。人気の観光地であった証しでしょうか。この辺り、今は博物館(埼玉県立歴史と民俗の博物館)が建ち、静かな佇まいの公園になっています。

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