短期大学部・総合文化学科 │ 聖徳大学

【授業紹介】織物に関する授業や実験 ~ファッション・造形デザインコース~

20.06.04

総合文化学科のファッション・造形デザインコースで行われている衣服材料に関する授業について何回かに分けて紹介します。
前回、4月13日のブログでは、コロナウイルス感染防止で逼迫していたマスクとその材料、不織布を取り上げました。

今回は衣服の材料の織物について紹介いたします。
織物組織が確認しやすいよう先染めの太い糸の織物を例に説明します。
図1を見ると、ベージュ色のたて糸の中に10本の茶色のたて糸が帯状に並び、また、ベージュ色のよこ糸の中に6本のこげ茶色のよこ糸が帯状に並んでいます。さらに、たて糸とよこ糸は直角に交わり、その交わり方には図2の交錯状態のようにたて糸がよこ糸の上にある交錯点(図3の組織図では■で表示)と、たて糸がよこ糸の下にある交錯点(図3では□で表示)の2種類があります。この組織はたて糸、よこ糸とも4本ずつの繰返し組織になっており、代表的な組織で、2/2両面斜文織と呼びます。

タータンチェック柄は、独自の柄を選択し制服とする学校が多いのでお馴染と思いますが、糸の色と織物組織の組み合わせによって図4のように各種のタータンチェックの織物を織ることができます。

一足飛びに専門家レベルの話になりましたので難しかったと思いますが、生活材料学Ⅱの授業では簡単な平織物からスタートし、織物の製造方法や特徴を順次学びます。また、繊維学実験Ⅱでは実体顕微鏡で織物を観察したり、織物をほどいたりして自分の目で確認できますので安心してください。また、布の強さ試験や洗濯による収縮試験なども行い、品質管理の基礎を理解します。
ファッション・造形デザインコースには多くの専門の先生がおり、デザインから縫製までの衣服の制作や、繊維原料から糸、布、染色、品質試験までの衣服材料の専門知識を身につけることができます。カリキュラムは衣料管理士2級の資格が取得できるよう構成されています。オープンキャンパス等を利用してさらにファッション・造形デザインコースについて理解を深めて将来の進路を決めてください。

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