図書館司書&文芸・メディアブランチの春休み~松戸の特産品に親しむ~
19.02.28
もうすぐ桃の節句ですね(*^^*) 学内の河津桜が咲き始め、春めいてまいりました。
今日は、図書館司書&文芸・メディアブランチ1年の春休みをご紹介いたします! 1年生は就職活動をしつつ、春休みを利用して地域貢献活動にも取り組んでいます。
松戸の特産品を通して、多くの人に松戸を知ってもらいたいということで、Matsudo Padグループは、先日、「矢切ねぎ」を使った料理を試作しました。
「矢切ねぎ」とは、「矢切の渡し♪」で有名な松戸市矢切地区で生産される高級ねぎのことで、太くて甘みがあり、美味しいと評判のねぎです。肉巻きやオムレツを作ってみました。「矢切ねぎ」の辛味がパンチの効いたスパイスとなって、食欲をそそりました。第2弾も計画していて、試作した料理で美味しかったものは、今後、クックパッドにアップしていく予定です。
松戸は「矢切ねぎ」だけでなく、「あじさいねぎ」でも有名です。紫陽花で有名な本土寺の周辺で生産され、味や彩りがよいことから、「あじさいねぎ」とネーミングされました。
2月26日(火)は、図書館司書ブランチのべじだぼーグループが、「伝統野菜『あじさいねぎ』魅力発見」ツアー(平成30年度地産地消食育推進モデル事業 千葉県農林水産部 安全農業推進課 食育推進班主催)に参加し、畑見学・収穫&調製体験・調理実習・ワークショップ等、たくさんのことを体験しました。
まずは、「あじさいねぎ」の畑(成嶋農園)に行き、収穫体験です。ねぎを引き抜くのにかなりの力が必要で、収穫は重労働でした。調製(包装)体験では、ねぎの皮をきれいに剥き、150~170グラムを一束にしてパッキングします。ねぎの緑と白の色が鮮やか。香りも豊かです。体験としては面白く楽しいのですが、同じ作業を延々と毎日何時間もするとなると、大変です。お店にねぎが並ぶまでの一連の作業を体験し、ねぎの生産に関わる方々に感謝の気持ちでいっぱいになりました。
続いて、「あじさいねぎ」を使った料理にも挑戦! 参加した総合文化学科や人間栄養学科の学生、和洋女子大学や川村学園女子大学の学生の皆さんで混成チームを5つ作り、レシピを見ながらそれぞれ1品ずつ料理を作り、参加者全員で試食しました。
完成した料理は、ブルスケッタ・マリネ・ポタージュ・さつまいものクロケット・鶏ハム―あじさいねぎまみれ―・ムースとジュレ。「あじさいねぎ」で食べられない部分はないということで、根も揚げてポタージュに添えました。「あじさいねぎ」の辛みや甘み、しゃきしゃきした食感、青々とした見た目の美しさなど、ねぎの魅力を存分に味わいました。
その後は、ワークショップを行い、松戸市の消費者・20代の若者・全国の消費者・プロのシェフ・学校給食に向けて、「あじさいねぎ」の魅力をPRする方策を考えました。他大学の学生の皆さんともすぐにうちとけ、活発な意見交換ができました。
成嶋農園の成嶋伸隆(千葉県農業士)さんや、野菜ソムリエ&フードコーディネーターの篠原智子さんのお話も興味深いものでした。
図書館司書ブランチと野菜の収穫体験や料理……えっ、そんなこともするの? と意外に思われたかもしれません。実は、べじだぼーグループは、野菜嫌いの子どもにも松戸の特産品に親しんでもらいたいと考え、絵本を制作することを企画。そのためには、野菜のことを詳しく知りたいと思ったようです。
ツアーの様子は当日、チバテレビのニュース(NEWSチバ600)でも放送されました。
今日は南房総市に出かけ、「平成30年度 南房総市 産学協働地域活力創造事業報告会」(於とみうら元気倶楽部)で、南総の昔話・民話の絵本制作の報告もします!