【コラム】括弧のはなし(その6)
18.11.12
多種類括弧の変奏
Webページを作成するときに使うHTMLという記法をご存知ですか.
たとえば,今このページのソースを表示する(Webブラウザによって操作方法が異なります.たとえば,Google Chromeだと画面上でマウスの右ボタンをクリックすると,メニューが出てきます.「ページのソースを表示」という項目を選択する)とHTMLの記法で書かれたこのWebページのテキストデータが出てきます.実際のWebサイトそうとうゴチャゴチャしていますが,大雑把にいうと
<html> <head> ごちゃごちゃ </head> <body> ぐちゃぐちゃ </body> <html>
のように書かれています.ここで,「<」と「>」に囲まれているマークのことをタグといいます.このタグには「開始タグ」には「終了タグ」の2種類があります.この2つのタグで「括られた」部分を要素(element エレメント)といいます.たとえば,
<head> ごちゃごちゃ </head>
この部分をhead要素といいます.開始タグは「<要素名>」,終了タグは「</要素名>」です.開始タグと終了タグの両方で要素を「括る」役割をしますので,機能としては括弧と同じです.いわば,名前付き括弧ですね.
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