【授業紹介】生活福祉環境論(デザイン・インテリアブランチ1年)
18.09.17
みなさん、こんにちは。
今日は「敬老の日」ですね。
国民の祝日の中で「敬老の日」は、『多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う』とあります。
この機会に改めて、身近なお年寄りのかたに感謝の気持ちを伝えて長寿をお祝いしたいものですね!
さて、今日のブログでは「敬老の日」にちなんで、高齢者向けの住まいやまちづくりに関する授業、「生活福祉環境論」をご紹介します!
みなさんのお住まいは、バリアフリーになっていますか?
残念ながら日本の住宅の多くは、段差がたくさんあるし、廊下やトイレも狭いし、冬は寒い・・等々、いろいろなバリアがありますね。
そこで、足腰が弱った場合に備えて、バリアフリー化が必要になります。
授業では、高齢者や障がいのあるかたなど、さまざまな人が安心して住むための具体的な配慮について学びます。
バリアフリーの配慮の内容は、それぞれの身体状況に合わせて考える必要がありますが、基本はやはり「手すりの設置」と「段差の解消」。
段差の解消には、スロープや踏み台を設置したり、大型の福祉用具を利用したり、いろいろな方法があります。
段差解消機はご存知ですか? 狭いスペースで一気に段差解消をするためには、とても便利な福祉用具で、大きな工事のいらない、置くだけのタイプもあります。(写真は中央エレベーターホームページより)
福祉用具の進歩はめざましく、最先端の動向を学ぶために、国際福祉機器展に見学行くこともあります。
今年は10月10日(水)~12日(金)。場所は東京ビッグサイト。バリアフリーに興味のあるかたにはとってもおすすめの展示会です!
そのほか授業では、年度により異なりますが、障害のあるかたのお話を伺ったり、住宅展示場や街中を見学したり・・。
2年後にはオリンピック・パラリンピックがあるため、あちこちでバリアフリー工事が進んでいますし、駅や歩道などもちょっとした配慮が満載です。
下の写真は松戸駅西口ロータリーのそばのスムース歩道。
脇道があっても、歩道が途切れず平坦で、歩行者優先のバリアフリーになっています。
家や街中がバリアフリーで、気軽に出歩くことができれば、毎日の楽しみが何倍にもなりますね。
日本は世界の最先端を走る長寿の国。
“誰もが安心して年を重ねられる街”としても、最先端の準備を整えたいものですね。
ぜひご一緒に、バリアフリー環境について、学んでみませんか?
*デザイン・インテリアブランチは、平成31年度から、「ファッション・造形デザインコース」になります。