心理・福祉学部 社会福祉学科 │ 聖徳大学

助手和田のつぶやき no.7

23.12.20

こんにちは 社会福祉学科助手の和田です。

先月に続きまして、「助手和田のつぶやき」を閲覧していただきありがとうございました🙇‍♀️

クリスマスも近づき、日増しに寒く冷たい時期❄️となりましたがいかがお過ごしでしょうか。

先日、客員教授毒蝮三太夫先生の講義を拝聴させていただきました。

先生の講話にて語られる「福祉」、「介護」、「認知症」等から、学生時代では気づけなかったことを介護現場で働くようになってから共感することが増えました。

当時、介護現場にて担当していた利用者様との思い出を少しだけつぶやきたいと思います。

当時、中核症状・BPSD(行動・心理症状)が強い利用者様を担当していました。

その方は、他の利用者や同じフロアスタッフと会話をしていても、大声で人を傷つける言葉しか話しませんでした。

毎日職員同士で、「どうしたら人を傷つける言葉以外の言葉を語ってくれるのか」など話し合い、その方の言葉を引き出すためのコミュニケーションを取り続けていました。

入居してから1~2か月が経ち、入浴介助にてその方が湯舟につかっていると「気持ちいいね。ありがとうね」という感謝の言葉が聞こえました。

その言葉を聞いたときは、「あきらめないでよかった」と思いました。

段々と生活環境にも慣れ、徐々に他の利用者やフロアスタッフへの言葉も変化していきました。

利用者様の支援を通して、「笑ったり」や「泣いたり」することはたくさんあります。

それが、介護福祉士として利用者の願いや思い(生活課題)を引き出す技術につながっていると再認識いたしました。

これから寒さが厳しくなり、体調を崩しやすくなると思います。

皆さま、どうぞご自愛くださいませ。

文:和田早織(助手)

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