2025⑤学科長コラム :カナダ大使館へ
25.06.10

みなさま、こんにちは。
学科長の山田でございます。
梅雨の季節となりました。紫陽花の花が美しい季節です。
お元気でお過ごしですか。
今日のテーマは「ゼミの活動」についてです。
山田ゼミの春学期のテーマは「ジェンダーの視点からみた社会の課題」ついてです。
ジェンダーという切り口から社会を観察するといろいろなことが見えてきます。
カナダ研究を専門としている立場からは、カナダが環境政策やLGBTQ等の課題等について先進的な取り組みをしていることに注目してきました。
6月4日(水)、SDGSに関する先進的取り組みの事例を具体的に知るために、カナダ大使館を訪問しました。今回はそのご報告です。
当日は
1)環境問題について、
2)社会の多様性についての学びとなりました。

当日開催していたプログラムは、

高円宮記念ギャラリー:
アリ・バユアジのアートプロジェクト「海を織る」です。
生存と再生の普遍的な関心に取り組み、環境を保護するための社会的な解決策を提案しています。


参加した学生の感想です。
〇カナダ大使館に行って
①カナダ大使館を訪れ、カナダの文化や価値観に触れることができてとても貴重な体験でした。落ち着いた雰囲気の中で展示や資料を通じて、環境や多様性に対するカナダの取り組みに共感しました。(Y.A)
②大使館への訪問は初めてでした。東京タワーがよく見えて、庭園もあるので入り口からワクワクしました。全部を見て回ることはできませんでしたが、図書館は古い書物や留学の案内、CD、絵本が置いてあり、普段から馴染みのある図書館とは一風変わった景色になっていました。次回の訪問時には他の場所の見学ももちろんですが、本を手に取って読んでみたいと思いました(Y.S)。
③私は大使館の建物自体が芸術作品そのものであるように感じた。大使館内も壁や床の色が統一されていて、室内にあった様々な国旗がとても映えそうだと思った(Y.U)。
〇展示の感想
①環境保護への解決策を提示する展示は、持続可能な未来への意識を高め、私たち一人ひとりの行動の大切さを考えさせられる貴重な機会でした。改めて、自分たちにできる行動を見直していきたいです。(Y.A)
②カラフルな展示物は世界の色の表現のような印象でした。織り物からたくさん糸が出ているのを見て、海がモチーフになっていたことから、終わらない、全てを知ったわけでは無いという不完全さを感じられました。次回訪問時の展示も楽しみです。(Y.S)
③展示室の作品はどれも布や細い糸で構成されているのにまるで海辺を描いた絵画を見ているようで、日本にはない作品を見れて印象的だった。(Y.U)
もう一つのプロジェクト「国立カナダナショナル管弦楽団によるコンサート」ついては、次回にご紹介させていただきます。