心理・福祉学部 社会福祉学科 │ 聖徳大学

子供の健康を守る学校の環境衛生

23.11.10

養護教諭の職務として、あまりイメージが湧かないかもしれませんが、子供が毎日を過ごす学校の環境を管理し、維持及び改善するという職務もあります。

温度や換気、照明、水質など定期的な検査に加えて、日常の点検を実施しています。

学校環境衛生に関しては、学校保健等の授業で理論を学んできましたが、2年生秋学期の実習事前指導では、実際に検査器具を手に取り、演習を通して検査方法を身に付けます。

学生からは、「照度の測定では、測定者の位置によって数値が大きく変化することが分かった。授業を受ける子どもの姿勢によっても子どもの手元が暗くなっていることが想像できた。」「大きな教室だったこともあり、二酸化炭素の濃度は低かった。換気せずに過ごした教室ではどのくらいの濃度があるのか検査してみたい。一般的な学校の教室では、換気をしないでいると、授業の後半には濃度が高くなり、頭痛などを起こすかもしれない。」という感想が寄せられました。子供の健康を守るために、学校の環境衛生を維持改善することの重要性と養護教諭の役割を再認識していました。

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