心理・福祉学部 社会福祉学科 │ 聖徳大学

社会福祉学科の先生をご紹介します

20.10.31

1 先生が担当されている授業を紹介してください。

「社会調査法Ⅰ」「社会調査法Ⅱ」です。一言でいうと「社会を知るための方法を学ぶ」ことを目的としています。福祉社会の課題解決施策を立てるには、今現在、社会が抱えている社会問題を把握し理解することが第一歩になります。社会問題を把握するための方法を学びます。Ⅰでは量的調査法、Ⅱでは質的調査法についての学びです。例えば、保健室の先生に必要な力として、児童生徒の健康状態の把握、悩みの相談があります。そのときに、児童の観察、話しかけ(インタビュー)、信頼関係づくり等がありますが、それらは質的調査法と密接に関わります。アンケート調査の実践、インタビュー調査も実施する授業内容となっています。大変できつい科目と評判です(笑)

 

2 先生はどのようなご研究をされていますか。

専門は文化人類学です。「文化変容」をテーマとして日本から海外へ移住した人々の、日系一世、二世、三世、四世の世代的変遷をアメリカやカナダで調査してきました。30年継続しています。国内での調査研究は、現在『現代日本の「看取り文化」を構想する』というテーマの共同研究に取り組んでいます。私の研究内容は、長崎県の離島において、既存の地域コミュニティを活かしながらも、葛藤し新しいものに変容していく島の事例を紹介しています。本人の願い「自宅での看取り」を叶えようとしている島です。

※これまでの出版物の一部です

3 聖徳大学でおススメの場所やこと、また魅力を教えてください。
聖徳教育は「本物教育」を特色としています。大学博物館のコレクションには美術品をはじめとして素晴らしいものが揃っています。まだまだ、全部鑑賞出来ていない作品が多いのですが、毎回の開催展示を楽しみにしています。それと、シリーズコンサートです。世界的に有名な一流のオーケストラ演奏からクラシックバレエの上演等素晴らしい内容で「感動」体験です。こちらも毎回楽しみにしている一人です。

 

4 最後にメッセージをお願いします。
今から「5年後の自分」、「10年後の自分」? どんな自分になっていたいか、考えてみませんか。どんな自分にもなれるはずです。そうです。現在、「今」の自分の日常が未来とつながっていきます。また、変えることができます。具体的に自分の人生を設計していきましょう。それが大学という場所です。

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