心理・福祉学部 社会福祉学科 │ 聖徳大学

オンライン授業進行中!!

20.07.17

こんにちは 社会福祉コース・介護福祉コース1年 A クラス担任の池田静香です。
聖徳大学に勤務し始め、早4か月が過ぎようとしています。大学は、春学期いっぱいまでオンライン授業となっています。慣れないオンライン授業には、今も苦しめられています。とにかく、授業の内容をオンデマンドにするのに時間がかかります。ですが、学生たちからは、オンデマンドになったことで「何度も見れるので助かる!」と励まされ、春学期の授業が 2/3、終わりそうです。

聖徳生は、相手の気持ちを思いやれるやさしい学生が多い! そんなところも好きな1つです。 高校生の皆さんのなかにもオンライン授業を経験されている方もたくさんいるでしょうね。
言えることは、『パソコンになれていることがこのオンライン授業を円滑に行えるかの秘訣』だと思われます。
大学生になると、レポート課題が割と(?!)出されます。その時にパソコンが使えると楽ですよ。『スマホもいいけど PC もね。』です。

さて、世間では新型コロナもさることながら、豪雨も気になるところですね。九州地方では、災害に見舞われ、お見舞い申し上げます。
介護福祉コースの2年生は、介護専門職論Ⅲという科目で、災害について勉強をしているところです。 介護福祉士として、被災地に出向いたらできることは何か? を様々な視点から学び、考えています。
被災者のなかでも体調を崩しやすく、死亡率が高いのも高齢者だということを、過去の大災害から結論が出されています。だからこそ、私たち介護福祉士ができることを被災地では目を光らせて気を配らなければなりません。
水分はとれてる?(高齢者は脱水になりやすいです)トイレまでの距離に障害はない?(すたすた歩けない人もいます)床に座ることはできる? 立てる? 椅子が必要?(膝が悪い人、筋力がない人もいます)避難場所で出される食事は、食べれている?(入れ歯を忘れた人、のみ込みの悪い人もいます)
健康的な成人では思いもつかないところに高齢者や障害者は苦しめられることも多々あります。
そうしたことを学び、どんな工夫をすることで問題解決できるのか、考えてもらっています。
学生たちには「変な課題!」と思われたかもしれませんが、【乾パンを使ったのみこみが悪い人でも食べられる調理方法】【新聞紙を使ったスリッパの作成】 の2点を課題にレポートしてもらいました。
学生たちのレポートを見る限りでは、被災地を想像して書いてくれた人、スリッパの強化を考えた人、乾パンを水でただふやかしてみた人、コーンポタージュに混ぜて煮込んだ人など、様々でした。

介護福祉コースでは、さまざまな知識を学校で学び、問題を見つけ、解決方法を自分の中で探ります。
そして何より、介護は、実践の科学。今まで点(科目)で習ってきたことを線(実践)につなげる力を介護実習にて開花できるようにカリキュラムを組んでいます。介護専門職論Ⅲの授業も、有事のときに介護福祉士として役立ててもらえたら…と学生たちの現役介護福祉士像に妄想膨らませて(笑)、授業に取り組んでいます。

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