選択科目紹介① 運動の最中も看護師は注意深く観察します
17.11.17
看護専門科目の選択科目を紹介します。
今回は2年生秋学期に開講しているリハビリテーション看護論です。
リハビリテーションの観点から病や障害をもつ人の支援の方法を学びます。
今回の授業では、心臓リハビリテーションを中心とした講義を受けてから3-4人のグループとなって患者役が運動を行い、看護師役が観察を行いました。
授業の中ですので運動時間は正味4分です。
学生の学びを紹介しましょう。
【患者役になってみての学び】
・患者役で寝て天井を見ているとつまらないし、周囲の音を聞くと動いてしまいたくなってしまった。安静にしなくてはならない患者の気持ちが分かった。
・4分と短い運動であったがしっかり運動しなきゃという気持ちになった。病気の後のリハビリテーションなので、きっと患者さんも頑張ろうと思うだろう。
・運動の最中に血圧を測られると負担はありますが、看護師が常に観察をしてくれているという安心感がありました。
【看護師役としての学び】
・運動中のバイタルサインの観察はもちろん、自覚症状やどの程度の運動かを観察することが重要でした。観察した数値は変動するので「中止の基準」にあたらないかを判断しながら行うことが難しかった。
・運動する患者さんの傍にいるので、表情、息づかい、苦しくないかを観察することができた。危険を予測して中止を判断して、良い運動ができるようにサポートすることが看護師の役割だと思った。
・たくさんの観察項目を計画してしまったから、患者さんの運動の様子をみる余裕がなくなってしまった。もっと表情や体調に気を配って行いたいです。
・寝ていた患者が足を下したり起き上がったりするだけで、バイタルサインが上下に動いてとても驚きました。こんなにバイタルサインが動くなら、心臓に病気がある患者さんは慎重に動かなければならないと学びました。