イギリス看護教育と本学は??
20.03.17
イギリス看護研修では、スコットランド州のGlasgow Caledonian UniversityのGordon Hill教授からお話を伺いました。この大学は「実践力を高める教育」を大切にしており、シミュレーションセンターがあり、本学と同様に高機能シミュレーターSimMan3Gがありました。
本学は「気品と実践力のある凛とした看護師の育成」をめざしておりますので、看護教育の共通点と共に、看護専門職としての気品の育成を再認識する機会となりました。
ロンドンではチェスター大学のElizabeth Mason-Whitehead医歯学部教授から、ナイチンゲールの功績について講演をしていただきました。この講演はNightingale2020の企画で5月に発表予定の内容で、我々のために特別に行ってくださいました。Mason-Whitehead先生はナイチンゲールの生涯と彼女が残した遺産について、詳しく説明くださいました。印象に残った講演内容の「常にリフレクションが重要です。そして、リフレクションには勇気が必要です。」は、ナイチンゲールが兵士の死亡率を下げるために『自分が間違っていた』ということを認め、統計的に分析を行い、その成果を上げたことであり、我々の看護教育にも通じるものがあると確信しました。
世界2位の看護教育を行っているKing’s College Londonの見学もしました。King’sでのサマースクールで、本学の学生が参加可能なプログラムについて意見交換を行ってきました。
イギリスにおける看護教育、ナイチンゲールの生涯と看護について、深い学びを得ることができました。本学の看護教育にも反映したい内容で、充実した研修となりました。